甲子園球場で熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権大会。
昨日の帝京対花巻東の試合を見ていましたが、本当に素晴らしい
試合だったと思います。
特に印象に残ったのが、花巻東の走塁!
隙があれば次の塁をすかさず狙っていく走りは圧巻です。
また、1塁への走塁はたとえ凡打でアウトになってしまうだろうと
いう時でも、全力疾走で1塁ベースのもっと先まで走りぬける走塁は
本当に見ていて、さすが甲子園に出てくる学校だなぁと思います。
こういったプレーが出来るのもやはり素晴らしい指導者がいるから
だと思います。
そんな高校野球界の指導者の中に最近異変が起きています。
それは、『元プロ野球』の監督が増えているんです!
夏の日本の風物詩である高校野球に、ある変化が起きている
のをご存じだろうか。実は近年、以前はほとんど見かけなかった
元プロ野球選手の指導者が増えているのだ。この傾向、日本の
野球界にとって大きな革新。というのも、長年の間、プロとアマ
の間には「壁」があり、自由に交流しにくい事情があったのだ。
それは「教育」を第一と考える高校・大学などのアマチュア野球と、
「興行」「商業」が前面に出るプロ野球との間に一線が引かれていた
から。それゆえ元プロ野球選手が高校などアマチュア野球の指導者に
なるのは非常に困難で、なりたい場合は一定の条件をクリアする必要
があった。それが近年、条件緩和が進んでいるのである。
ただ、この条件緩和には25年以上の年月が必要だった。かつては
全面的に禁じられていた元プロ野球選手の高校球界への指導者就任が
解禁に向かったのは1984年。この年、「10年間、教諭として高校
に勤務し、適性審査に合格すれば」指導者になれると認められた。
とはいえ10年は長い。その間、野球部の指導には一切携わることは
できないのだ。仮に30歳で引退した選手が、あらためて教員免許を
取得し、運良くすぐに高校教師の職を得たとしても、野球部の指導に
かかわることができるのは40代も半ばである。
それが1994年には勤務5年、1997年には勤務2年に短縮。
そして今年2月には臨時講師や大学専任教員としての勤務期間も認め
られるようになった。その新基準適用者として今夏、元阪神の投手・
伊達昌司さんが、都立江戸川高校の副部長として夏の東東京大会に
参加した。
だが、よくよく考えればトップレベルの競技経験者が、正しい知識
や多彩な経験を将来ある選手に伝えるのは有意義なこと。選手側も、
元プロ選手に教えを受けられるのはうれしい話のはず。今後もさらなる
「雪解け」に期待したいところだ。
(7日 WEB R25配信記事より)
高校球児にとっては、トップレベルの技術を教えてもらえるという
事は本当に良い事です。その技術と高校生と言う学生としての躾という
面が合わされば、本当に素晴らしい事だと思います。
以前、テレビでもドラマ化されましたが、元打撃コーチの高畠導宏さん
が高校教師の免許をとって指導者の道半ばで亡くなってしまいました。
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ただ、元プロ野球出身の指導者は多くは私立高校にいってしまいます。
是非、伊達さんのように公立高校で指導してくれる元プロ野球の指導者
も増えていって欲しいですね!
高校球界がもっと盛り上がるように!
野球おやじ一押しの本です!
是非、読んでみて下さい。
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