藤井古墳(東かがわ市白鳥) 2024年4月17日
白鳥湊川流域の最後は秋葉山塊から南にはなれ、東かがわ市白鳥原間古墳から1.5㎞ほど、湊川が蛇行する南側の集落奥に藤井古墳があります。
原間から白鳥大内ICに戻り、高松道側道を湊川を渡り1㎞あまり
酷道319号を右折し1㎞ほど南進し、再び蛇行する湊川を渡る。
この西山塊の麓に藤井古墳がおわします。そこにちょうど農作業に勤しむご夫婦がおいでますのでお尋ねすれば、奥方は首を傾げるもご主人が、この先のお宅の竹が延びる辺りにそれらしき案内板があったような気がするとお教えいただく。
「これは間違いない」と丁重にお礼を申し上げます。指示された道をまっすぐ山裾に至れば、お宅裏に大きな案内板が立っている。
放置された畑地の中にサツマイモを釣り餌にしたイノシシあたりの捕獲檻が仕掛けられている。なおも白い看板の山裾方向に進めば檻とよく似た鉄柵に囲まれた石室が口を開けている。石室の内部が見られる古墳は数少ない。ここは一番簡単に内部が見られるところだが閉鎖されたかに見えた鉄柵は片側は開いています。
未だに完成していない果物ってなんだろうか?
「こはいかに」と首を傾げるも進入禁止の表示もなく、徐に開口
した羨道部にお邪魔する。藤井古墳の横穴式石室の特徴は、玄室と
羨道の境の袖石の突出がわずかで、両袖式ですが無袖式に近いこと
です。