摂津巡礼8(尼崎市大井戸公園内)2024年4月25日
さて、水堂古墳を堪能して、神社東の川、浜田川を名神高速道路をくぐり登りて行くと、大井戸公園に着きます。
住宅街のただなかに大井戸公園があります。街中にしてはわりと広い公園です。子どもが喜ぶ遊具や、庭園などがあり、小さな子供連れからお年寄りまで親しまれています。その中にちゃっかり古墳があったとは。あらかじめ知っていないと見逃しそうです。
公園のところどころには約130種類、2000本のバラ園があって、場所によっては綺麗な花が咲きかけています。バラ花を愛でながら歩いていけば案内板に従い林の中に入る。
やがてそれと思しきマウントが現れ、脇には説明板が立つ。説明板には、「古墳時代の直径約13mの円墳と思われ、古墳時代後期に造られたものです」とある。そばの石碑には「春夏秋冬 古墳の継を 秘める蔦」の詩がある。昔は蔦に囲まれていたのだろうか。
さらに小さな看板には、「古墳には立ち入らないでください」とあり、周囲にはトラロープが巡らされ、古墳のふちを見て廻るしかありません。
墳丘は草に覆われた背中に大木が数本伸びていて、大井戸公園の景観の一部として佇んでいます。