ロック自叙伝 その187 1971 Steely Dan10 | ロック古典主義

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 ロック自叙伝 その187

 

 メガネ男が叩くボンゴのリズムにスネアのリムショット が刻む 

ラテンビートに続いてベースとエレピがキックインする。 

ドラム。吹奏楽で演奏するミュージシャンの手。ミュージシャンはボンゴを演奏します。 | プレミアム写真  Am7 Bm7 C Bm7 Em で始まる"Do It Again"。 

 グルーヴィーなパーカッションから始まり、ベースとキーボードDenny Dias on guitar, Jim Hodder (background) on drums | Dan, Guitar, Musicがチャイムを鳴らし、小太り男がすぐ後に続き、彼らの背景に少し風味を与える最初の16小節は、最高の16小節のひとつだ。 

Santana - Soul Sacrifice (Woodstock 1969) FULL | Woodstock music ...

 俺はこれがサンタナの曲だと思った。”Evilways”のあのイントロをすぐに思い浮かべたからだ。 歌の内容にしても、メキシコの国境を不法入国する話はカルロスサンタナの原風景が重なる。

地上に引かれた線でここまで違う!! 全長3,141kmにも渡るアメリカ-メキシコ国境線 : フィストリア

 朝が来ればおまえは水を盗んだ男を撃ちに行く 

 奴が死ぬまで銃を撃ち、だけど国境線で捕まるのさ 

 会葬者たちは皆歌っている おまえを焦らすように 

 だけど、死刑執行人は首を縛らずに おまえを街にさらす 

  同じ国境でもこれだけ違う…世界各所のボーダーラインいろいろ:らばQ 

 戻るんだ、ジャック もう一度やってみな 

 車輪は回る、ぐるぐると 

 戻れ、ジャック、もう一度やるんだ a man with long hair and glasses holding a guitar in his right hand ...

 続くメガネ男のリードギター。これまでやった中で一番クールでグルーヴィーなギターソロだ。Rockfile Radio Rock Files: Happy Birthday JEFF "SKUNK" BAXTER (video)

 だいたい曲自体が絶対的な傑作であって、そこにソロが忍び寄る方法はまるでギターが会話を始め、子供心を動かし、そして不安なクライマックスの音符を、それが本当に終わりに向かっているときのように呷る。Happy Birthday Jeff ‘Skunk’ Baxter: Performing Live With The Doobie ...

 彼が音符をねじ曲げていることはあり得ないが、それでもそれは感情と感情の激しいラッシュをあびせてくる。8枚目のバナー