清塚古墳(東かがわ市落合)2021年12月21日
再開した宇摩巡礼も道半ば、先般の阿讃落穂ひろいは阿波サイドだけで讃岐編が抜けていて、あわてて追録いたします。
清塚は吉野川中流域の落穂ひろいの勢いに乗って、阿波市市場町から鵜野田尾トンネルで阿讃山地を越え、東かがわ市三本松近辺をお触りした古墳のひとつです。
国道318号を讃岐へ下り切りまして、11号の大内白鳥バイパスを
左折し、高松方面に3㎞あまり走り三本松の落合あたりで生活道路を
彷徨います。
あたりは半農半勤の農地と住宅が入り混じるややこしいエリアで
一番立派な造のお宅でお尋ねする。庭先においでるご婦人に問えば
「古墳?なにそれ。」と埒があきません。やがて高級車で帰宅した
ご主人にお尋ねすれば不審者みたいにあしらわれて気落ちします。
確かに近頃は各ご家庭の不在状況を調べるために尋ねごとをする輩がうろついているという。特に豪邸ともなれば警戒レベルも高く
古墳がどうのこのと訳が分からぬ奴は相手にしないのだろう。
気持ちを取り直してお隣のおばさんにお伺いすれば、すぐそこを曲がったところの繁みがそれとお教えいただく。この気さくな応対に心和ませながらも、隣り同士のアテンドの違いに首をかしげ乍ら古墳を目指します。