ロック自叙伝 その155
"Make Me Smile"最終節のキーは再びEbに戻りドラムブレイクから C B Bb F C B Bb Fへとベースラインが撃ち込まれる。
ロバートラムが "So Much to Say, So Much to Give"と歌い始めテリーキャスとピーターセテラのユニゾンでコーラスの後、Aへ転調しアウトロに移る。
A C G Db
In spite of our words They all turn a- way
フェンダーローズが最終節で転調した Db を連打する。
ここからインスツルメンツの"Anxiety's Moment"に移る 。
トロンボーンの間抜けなソロからテーマのモディファイに続いてドラムとベースのパートにレコードにはない「ナントカカントカ ヤーヤーヤー」の掛け声が入る。
再びテーマのブラスアレンジから3/4のAb/Bbに転調して、 "West Virginia Fantasies"が始まる。ここが組曲の中で俺一押しの聴きどころだ。
中東風のワルツをトランペットとフルートが奏でて、フェンダーローズとハモンドB2がテレキャスとバッキングする。
「気持ちええなあ。」思わず声が出る。
次にB/C#に転調すると、ハモンドB2のバックでテリーキャスのエキセントリックなリードがタペストリーを綴る。
さらに半音転調してC/Dに入り、ブラスアンサンブルが進軍すると、G7からC7へスローダウンして組曲のバラードへといざなう。