昨日に続いて、”夏”と言えば・・・ その2です。
今回は、怪談話。
自分は、もともとそれほど好きではないのですが・・・
先日の新聞記事(神奈川版:下記)や市内のニュース紙で、紹介されていた地元に残る“怪異”や”妖怪”についての展示会が紹介されていたので、それを紹介します。
展示場所は、秦野市歴史博物館です。
以前は、”桜土手古墳公園”として親しまれていました。
博物館の裏手には、大きな古墳が残されていて見学出来ます。
建物の中に入るとタペストリーが掛かっています。
【展示内容】
展示室は、12~15畳程度の狭い部屋です。
秦野市内に伝承されて来た「昔話、世間話、伝説」などから、10話ほどが紹介されています。
昔、どこかで聞いたことがあるような、話が多いです。
※ 話の内容は、この下に資料があるのでそちらで
展示コーナー
一の怪)カンスコロガシ ※茶釜×狸 ⇒ よく似たお話、ありますね
ニの怪)餓鬼道(がきみち)※ これも、”置いてけ堀”みたいな・・・
三の怪)狐火(きつねっぺ)
四の怪)深山美人
五の怪)道永慕
六の怪)目一つ小僧
七の怪)雷獣 ※ハクビシン(白鼻芯または、白鼻心) 外来種だから?
八の怪)踊宮
九の怪)古塚之碑
他)浮世絵 4枚(歌川国貞・国芳・広重)
■ 妖怪博士”井上円了”について
● 井上円了:明治時代の仏教哲学者で、東洋大学の創立者
妖怪研究は、哲学の合理的な思考を重視したことから、世の中の不可思議なことや、多くの迷信、さらに妖怪のしわざと考えられた事も多い時代に、客観的に観察し、主体的に思考をを重ね、身のまわりの不思議な事象を解き明かしていった結果を出版したことで”妖怪博士”と言われている。
【説明資料】
会場で、配布されていたもの(展示物についての説明など)
夏の”アルアル”のつもりで、興味を持って見に行ったが、明治時代の哲学者が、妖怪などの”未知”なるものの正体を明かすことに繋がるとは・・・ 面白い結果です。
今回は、これまで。
では、また。