九州ツーリングも6日目 後半へ突入しました。

 

この日は、もともと大隅半島(桜島や鹿屋 航空基地、佐多岬など)を巡る予定でいたが、一昨日の”奇跡的 再会”を果たしたO氏から、鹿児島を満喫して欲しいというモーレツなアプローチがあり、朝8:30に国分の隣の隼人町にあるO氏の自宅へ伺う。

※O氏は前日の熊本での仕事で0時過ぎに帰宅しているにも拘らず、この行動力は?

 いったい何 喰ってるんだろう?

 

この日は、前日と違って、いい天気ですが、かなり風が強い朝です。

早速、彼が友人たちと共同で所有するヨットでの錦江湾クルーズで海からの鹿児島を楽しんで欲しいという趣向なので、直ぐに係留されているマリーナへ。

思った以上に立派な船でビックリ。

船の上に乗り移りこれから何処に行く?という話の前に風が強い(強過ぎる?)。

堤防の外の海上は、波頭が白く相当のうねり。

Captian Oの判断は、”今日は、欠航!” ⇒ ご英断です。

 

残念だったが、O氏の切り替えは早く、”じゃあ、バイクだね”と。

O氏の自宅に戻り、彼のバイクコレクションを見せて戴くと 82年製のYAMAHA XJ750Dと年代不明のTriumph 2気筒250cc かな?ボディがフルカバーされている。

そして、修理依頼中のYAMAHA ランツァの3台。(画像は、ネットより拝借)

どれも、思い入れのあるマシンなんだろうなぁ~ 羨ましい!

 

そして、YAMAHA XJ750Dを車庫から出してエンジン始動!

おお、元気だね。42年前のものとは思えない。

 

まずは、桜島に向かいます。

桜島の手前”道の駅 たるみず”にて、雄大な桜島(この日、大人しかった)

海の波頭が白く風が相当強い!(クルーズは、中止して正解でした)

 

そして桜島に上陸しました。

全国的にも有名な鳥居。(噴火の火山灰で埋没)

少なくとも2~3メートルの火山灰がこの下に降り積もっている。

 

 

更に先に進んで、”湯之平展望所”へ上がって雄大な御岳

どこ見てんの?

 

溶岩 剥き出しの山肌が、いかにも”活火山”ですね。

 

ここから、もう一つ有名な場所があるとのことで、赤水町へ回り、「桜島オールナイトコンサート」の記念モニュメント”叫びの肖像”を見ました。

シンガーソングライターN渕 剛が、2004年の10万人のコンサート

思わず、叫ぶ ヒ ョ エ ~

 

この近くの海岸。向こう岸に、鹿児島市街が見えます。


 

桜島を出て、ちょうどお昼時。

垂水の漁港で、漁協が運営する食堂へ行き、特産:カンパチの刺身定食などを戴く。

刺身で切り身を数枚食べた後、丼に切り身を並べ、卵の黄身を乗せ専用のタレを掛けて頂きました。旨いに決まってます!

お盆の右 中段は、O氏が取り分けてくれた煮魚:骨まで食べられるこれも旨かった。

 

お腹が、一杯になったところで、その先に進みます。

次は、自分が行きたかったところで、鹿屋市のあるここ!

 

私、飛行艇が好きなんです。

太平洋戦争時代の”二式大艇”が世界で唯一、展示されているとの事なので、来ましたが、あれ? 様子が変です。

姿が見えない。あぁ、肝心なズングリした機体が・・・

化粧直し中でしょうか? 残念です~

 

ネット検索したらこんな画像がありましたので、お借りしました。

これが見たかったのに・・・

子供のころ、図鑑で良く見ていたなぁ~

今、鹿屋では、二式大艇を模したキャラクター”にしきどん”が人気?

 

資料館の裏手には、その後継機:US-1Aの実物もありました。

 

もともと対潜哨戒機として開発されたようですが、救難飛行艇としての実績も輝かしく、現在は、後継機のUS-2が、その役割を引き継いで活躍中です。

(昨年の岩国で、US-2を見たかったなぁ)

特に現行機のUS-2(メーカーWebサイト) は、波の高い海上でも安定して離着水が可能で、海難事故での救難活動や、空港の無い離島(小笠原など)での急病人の搬送などで、人知れず活躍している世界に誇れる日本製の飛行機です。


資料館では、ゼロ戦

海中から引き揚げて、2個イチで組み立てたそうです。

 

 

コックピット(簡素です)

 

名機:栄エンジン(星形の14気筒)

 

機体の構造:軽量化の努力が凄い

 

資料館内部の展示では、特攻に関するものが多く、二十歳前後で”国のため”として死んでいった若者たちは、無念だったろうと思うし、平和な今に生きる自分もいろいろ考えさせられたが、戦争は絶対ダメ。西方の国でも早く終わって欲しいと願う。

 

資料館前の駐車場で

駐車場に停めると注目の的でしたね。

良くぞ、ORIGINALで残っていました。

オーバーホールでは、吸気系:インジェクションが大変だったそうです。

 

デジタルメーターの先駆けでしょうか。

80sの前半はクルマもこんな感じでしたね

 

この後は、鹿屋から”東九州自動車道(無料区間)”を利用して曽於市財部へ。

さらに北西に移動し、霧島市の”国宝・霧島神宮”の前を通過し、隼人町のバイク屋さん”Riders Station”さんへ立ち寄りました。

ここのオーナーさんは、S氏と同級生で、とにかく明るく元気で、楽しい人でした。

しかも、わたしのV-St君の空気圧チェックやチェーンへの給油など、サラッとやって下さいました。旅の途中での親切、心に沁みます。感謝です~。

また行くことが有れば是非立ち寄らせて頂きます。

レンタルバイクもあるのでね。

バイク屋のオーナーさんと

 

バイク屋さんを出て、国分市街のかるかん屋さんに案内頂き、解散。

お土産を購入し、宿へ戻りましたが、再度 O氏から、連絡があり、『二人並んでの写真が撮りたいので、これから来てくれるとありがたい。ダメなら明日の朝、また来て~』と。

明日は、佐多岬まで行く予定なので、朝直ぐに出発したいと思ったので、再度 O氏のお宅へ。すると、奥様も出て来られて写真を撮って頂いただけでなく、夕食もご一緒させて頂くことになった。突然の訪問にいろいろ対応頂きありがとう御座います。

夕食後も、翌日のルートを提案して戴き、”緒川の滝” ⇒ ”佐多岬” ⇒ ”内之浦宇宙空間観測所”と回れば、大隅半島を満喫できるとのアドバイスも戴き、本当に感謝・感謝!

O氏自宅 車庫前で

 

【6日目の記録】

 ■ 行動時間:9時間(バイク)+3時間(O氏宅訪問)

 ■ 走行距離:約 230km(累計:2,300km)

 ■ 平均燃費:約 26.65km/ℓ

 

1日が、長くとても有意義な日でした。

 

今回は、これまで。

では、また。