終電後のタクシー。memo..データベースのリモコン。 | 若者たちは、五度死ぬ。

若者たちは、五度死ぬ。

The Underground Youth

だから

いけやです!!



2013暮れ
川崎から文京区までの帰り道。
バイトですっかり終電に乗り遅れた。AM1:00
おれはタクシーに乗って帰った。

運転手のおっさんは思いついたように話し始める。
こんな時間まで仕事??頑張ってるね。おれもお兄さんくらいのときは、夜通し働いたよ。
とにかくね。メモする。これに尽きる。
そういう姿勢を見せなきゃだめだし、人間すぐ忘れちゃうからね。。。。
はぁい。
ぼくもメモは欠かさず持ってます。


メモね。。。


おれらの周りには、メモだとか、ToDoリスト、辞書、ipod。
そういうたぐいの記録媒体がやまほどある。
言ってしまえば、映像だとか写真もそうだ。
授業の板書とかデジカメで撮ったっけな。
あとで必要なときに見返す。覚えておけないから仕方ない。
古文、漢文、数学、世界史、日本史、化学。

マジで必死に覚えただろ?ゴロとか作ってさ。ごろごサーティーンとか懐かしいな。

そうやって、
おれらは記録媒体になるように教育されてたんだぜ。
【クイズ番組がその証拠だよ】
このくらい覚えてますよね?って、投げかけてくる。

知識人を崇め奉る。

だから、おれらは知識量の多さに価値を見出していて、
頭脳のデータベース化、記録媒体化こそ正義だ。と、
思い込んでいる。

確かにそれも大事だと思う。クソだなんて言えない。

でもさ、おれらの手の中には、すでに最大のデータバンクが収まっているんだよ。
【iPhoneとインターネット】
ウィキとかすごいと思わない?一瞬で欲しい情報が手に入るんだぜ。
手のひらに人類の叡智が結集している。


つまり、
【脳内にデータベースは、もういらない】ってこと。


だから、
脳は感じるためにあるんだ。って思う。そして、
それを具現化するために使うんだ。


ちゃす