せっかくなので、各階級の印象を述べたいと存じます。
女子48kg級
渡名喜選手、優勝候補のビロディド選手(ウクライナ)とは、順当に行けば準決勝で当たる組み合わせですが、2戦目での対戦が予想されるパレト選手(アルゼンチン)も侮れません。
男子60kg級
高藤選手、小生が嫌な相手として挙げていたチフヴィミアニ選手(ジョージア)と2戦目で早くも当たる厳しい組み合わせ。ただし、研究熱心な高藤選手なので、当然対策は練っていると思われます。
女子52kg級
阿部 詩選手、強豪のブシャー選手(フランス)、ケルメンディ選手(コソボ)ともに反対側の山で、かなり有利な組み合わせとなった印象。
男子66kg級
阿部 一二三選手、最大のライバルと目されるロンバルド選手とは準決勝で当たる可能性がありますが、その前の対戦相手として予想されるヨンドンペレンレイ選手(モンゴル)との一戦が密かに重要。この相手、泥試合の延長に持ち込んで粘り勝ちするスタイルの選手なので、ロンバルド選手との対戦前に体力消耗は避けたいところです。
女子57kg級
芳田選手は、先日の世界選手権覇者クリムカイト選手(カナダ)とは反対側の山に入り、比較的戦いやすい組み合わせとなった印象です。
男子73kg級
大野選手、最大のライバルと目されるアン チャンリン選手(韓国)、および強豪シャヴダトゥアシヴィリ選手(ジョージア)とは反対側の山に配置され、二連覇に向けて追い風が吹いている印象。
女子63kg級
田代選手の最大のライバル、アグベネヌー選手(フランス)は反対側の山に入りました。準決勝のトルステニャク選手(スロヴェニア)は要警戒ですが、比較的有利な組み合わせになった印象です。
男子81kg級
ムキ選手(イスラエル)、グリガラシヴィリ選手(ジョージア)、モラエイ選手(モンゴル)といった強豪が永瀬選手とは反対側の山に配置されましたが、デウィト選手(オランダ)、カッセ選手(ベルギー)などの強豪とは準決勝までに当たる可能性があり、油断はできません。
女子70kg級
新井選手、準決勝で当たる可能性のあるピノ選手(フランス)は気になりますが、ファン ダイク選手(オランダ)ら強豪選手の多くは反対の山に入っており、比較的戦いやすい組み合わせと思われます。
男子90kg級
シェラザディシヴィリ選手(スペイン)、イゴルニコフ選手(ロシア)らは向選手とは反対の山に入りましたが、ガク ドンハン選手(韓国)、ファン ト エンド選手(オランダ)との対戦が予想され、いずれにしろ険しい道のりである事に変わりはありません。
女子78kg級
強豪マロンガ選手(フランス)は濱田選手とは反対側の山。準決勝にはワグナー選手(ドイツ)かアギアール選手(ブラジル)のいずれかが上がってきそうです。
男子100kg級
ウルフ選手としては、準決勝での対戦が予想されるリパルテリアニ選手(ジョージア)との一戦が山場か。注目のフォンセカ選手(ポルトガル)はウルフ選手とは反対側の山に入りました。
女子78kg超級
オルティス選手(キューバ)、ディッコ選手(フランス)が反対側の山で潰し合い、素根選手にとっては有利な組み合わせとなった印象です。
男子100kg超級
リネール選手(フランス)、トゥシシヴィリ選手(ジョージア)、バシャエフ選手(ロシア)などの強豪が原沢選手とは反対側の山。クリパレク選手(チェコ)かフロル選手(オランダ)との準決勝が予想されますが、何とか勝ち上がりたいところです。
男女混合団体
初戦はドイツ、準決勝はロシア、決勝はフランスとの対戦を予想します。