土曜日は若い頃職場でお世話になったM先輩が出演するピクニックコンサートを聴きに、新大久保に赴いた。
M先輩は若い頃から下北沢のマリコの常連で、ジャズに造詣が深かったが、いつしか聴くだけではなく自分でも唄うようになられた。
60歳を過ぎてからパリに駐在するなど仕事もバリバリこなしながら、プロやセミプロのシンガーと組んでコンサートを開くのだから、その多才さと精進振りには頭が下がる。
古希を迎えた現在もOB関係の仕事を手伝いながら、ジャズボーカルに益々磨きを掛けておられる。若い頃からダンディーで鳴らした方だが、今も変わらぬ若々しさには羨ましくなる。
さてそのM先輩が所属しているのはG&B☆7という、男2名・女5名のグループである。因みにM先輩は古希だが、もう一人の男性メンバーであるH氏は何と喜寿とのことだ。流石に女性メンバーはぐっと若いが、十分に大人の雰囲気を醸し出している。
コンサートのタイトルは「Sing!Sing!Sing!2016」。ザ・ヒットパレードやシャボン玉ホリデーでお馴染みの、懐かしのジャズ・ポップスヒット
曲をメドレーで聴かせてくれる、私のような年輩の者には堪らないプログラムだ。
午後2時開演だが、開場する1時半にはかなり席は埋まっている。全席予約でチケット完売の盛況であった。
このコンサートはワンドリンク付きで、後は飲み物・食べ物持込可。ピクニックコンサートと銘打つ所以である。
開場とほぼ同時に着席し、先ずはサービスの赤ワインを貰う。途中京王百貨店で買った天野屋の玉子サンドをつまみに赤ワインを舐めていると、同じテーブルにM先輩の同期のO先輩が奥様と来られた。挨拶と近況報告をしている内に開演となった。
先ずはメンバー全員のご挨拶。
M先輩は歌だけでなくMCも務める。
“若手”トリオによる「恋のフーガ」。
H氏の喜寿とM先輩の古希を記念したミニコーナー。M先輩は「It's Easy to
Remember」。思い出すことに苦労する年頃になったのは私もだ。
H氏は「Puttin' On the Ritz」。エリートビジネスマンとして鳴らした方らしい、堂々たる歌唱振りだ。
やはりMCを務める薮紀子さんの“Take the A Train”。円熟した味を出していた。
西直子さんの“You'd be so nice to come home to”
M先輩の“Mona Lisa”。ナット・キング・コールの名曲である。
H氏はリメイク曲がディスコサウンドとしてヒットした「君の瞳に恋してる」。美女二人を両手に花でご機嫌のご様子。
ラストナンバーは全員で「上を向いて歩こう」。我々にも歌詞カードが配られたが、私は聴き役に徹した。
大いに盛り上がったピクニックコンサート、2時間があっという間に過ぎて行った。
6時からは夜の部があるとのこと、ご健勝で何よりである。来年のコンサートでも更にお元気な歌声を聴かせて欲しい。
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