ラグビーW杯、オリンピックの後は俺の出番だとばかりに、サッカーW杯アジア最終予選が始まった。
一次予選・二次予選と楽な戦いに終始したハリルJAPANだが、最終予選B組はオーストラリア・イラク・サウジアラビア・UAEと骨のあるチームが揃った。
この中で2位以内に入らなければ、2018ロシアW杯に出場出来なくなる。(3位になってもプレーオフに回って、勝ち抜けば出場出来るのかも知れないが、本大会のことを考えると2位以内に入ることが必須であろう。)
リオ五輪での日本勢の活躍の余韻覚めやらぬ今夜、対UAE戦が始まった。
早く会社を出て、試合開始から観戦するつもりだったが、会社の端末への新しいソフトのインストールに手間取り、退社時刻は8時近くになってしまった。
帰る途中も度々試合速報をチェックしていたが、先制点を取ったのは良かったが直ぐに追いつかれ、帰宅した時には逆転されていた。
浅野・宇佐美・原口と、JAPANきっての点取り屋を投入したが、引いて守るUAEを崩せず、1-2で緒戦敗退の幸先悪いスタートとなった。
カタール人主審の疑惑の判定が多々あったようで、テレビ解説の松木などがボヤくこと頻りであった。
私もリプレイを観たが、キーパーが弾いたとされる浅野のシュートはゴールラインの内側に入っていた。
本来ならば敗戦ではなく引き分けだったろうが、ホームでの引き分けは負けに等しい。試合全体を観ても勝ち味は薄かった。
本田の俺様プレイ、香川の決定力欠如、吉田の軽率プレイと、ザックJAPAN当時からの弱点は何も変わっていない。
監督がハリルホジッチに変わって改善するどころか、事態は悪化しているように感じる。
緒戦が全てと言われる大事な戦いに、代表戦初デビューの大島起用で良かったのか?
攻撃の基点である清武を宇佐美に替えて、誰が攻撃を組立てるのか?
浅野・宇佐美・原口と点取り屋を並べるのは良いが、チャンスメークは誰が担うのか?
ハリルホジッチの用兵は私には理解出来ない。主審を槍玉に挙げたり、敗戦後の言い訳だけは前から一流だが。
さて日本はこれまで最終予選緒戦を敗退して本大会に出場出来た試しがない。早くもロシアW杯出場に暗雲が立ち込めたと言える。
男子体操団体・個人総合、バドミントンのタカマツペア、卓球男子団体、伊調他女子レスリングなど、リオ五輪では日本勢が崖っぷちからの逆転金メダルが多かった。
これまで弱いとされていた日本選手のメンタリティが、予想を超えて強いことを証明した訳だが、ハリルJAPANもそれに続くことが出来るだろうか?
香川をはじめ、サッカー界においてはやはり昔ながらのメンタリティが横行しているように見えて心配である。
iPhoneからの投稿