先輩もピンキリ | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

この連休中に冨田勲が亡くなった。塾在学中から作曲家として名前を上げ、テレビ番組や映画音楽で数多くの名曲を残した。新日本紀行やジャングル大帝のテーマは余りにも有名である。

また1971年にはシンセサイザーを個人輸入して、我が国における電子音楽の草分けとして、音楽史に大きな足跡を残した。当時、たまたま冨田が案内役として出演したラジオ番組を聴いて、シンセサイザーなるものを知った。冨田は「モーグ音楽」と読んでいた。

中高年になっても、常に新しい可能性を追い求める、「カッコいい」先輩であった。

宮澤賢治を題材とした「イーハトーヴ交響曲」に初音ミクを登場させて世間を驚かせたのは2012年のことだった。

当時NHKの特番で、自作を語る冨田を観て、カッコいい人は老いてもダンディーだなと感心した。私も冨田のように老いたいものだが、まあ無理だろうね。

ご本人は新作の11月初演を目指して打合せを重ねていた最中だったと言う。
新作を聴きたかったが、誰か完成させてくれないものだろうか。

そんなカッコいい先輩がいるかと思えば、今日記者会見を開いて新党(?)結成を表明した先輩もいる。

憲法学者として反安保法案の論陣を張っていたが、何を思ったか自ら立候補するそうだ。

今は護憲・平和主義者を任じているようだが、かつては小沢一郎のブレーンとして強面の論評をしていたし、サラ金業界の守護神として、サラ金被害者を罵倒していたことはよく覚えている。

ああいう先輩は見習わないようにしたいものだ。ホント先輩もピンキリだ。


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