今日は嫌なニュースの多い一日だった。ANAのシステム障害発生、茨城で震度4の地震発生、鴻海のシャープへの出資額2000億円減額打診・・・
極め付けはベルギー・ブリュッセルで発生した連続爆破テロだ。
4日前に、130名の犠牲者を出したパリの銃撃テロの首謀者が他ならぬブリュッセルで逮捕されたばかりであった。
今回は空港と地下鉄駅構内で、いずれも複数の爆発があり、自爆テロも含まれているようだ。
午後10時現在での死者34名、負傷者130名以上の惨事である。
まだ犯行声明は出ていないが、パリ銃撃テロの首謀者逮捕の報復であることは間違いないだろう。更なるテロの可能性は相当高いと思われる。
これにより益々シリア難民受入れは厳しい状況となるだろう。欧州諸国の反イスラムの動きも強まるだろう。
いずれ民衆レベルでイスラム教徒に対するリンチや難民への襲撃が表面化し、各国で極右が台頭するのではないか。哀しいかなそれを食い止める理性は次第に影が薄くなっているように思われる。
英国のEU離脱、トランプの米大統領選勝利の悪夢が現実味を帯びて来た。
それにしてもこの世界的な危機に、現職の米大統領はキューバに観光旅行(卒業旅行?)に出掛けているとは!
歴史的和解を演出しているが、そもそもソ連崩壊の時からキューバはその戦略的価値を失い、財政破綻した死に体国家ではないか。今さら超大国アメリカの脅威でもないだろう。
超大国として、アメリカは世界の安定に責任を果さねばならないのに、肝心の大統領にその自覚がないから、ISや北朝鮮が、いや中国も横紙破りを止めないのである。
冷戦時代にはなかった無秩序が、地球規模の危機を招いている。今こそ人類の理性が問われていると言えよう。
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