恩讐の42.195km | アンクルコアラのブログ

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4年に一度の風物詩となった、マラソン五輪代表選考。今回のリオ五輪代表も揉めに揉めた。

どのレースも低調な記録しか出なかった男子はともかく、女子は福士加代子とワコールが、選考ルールを無視して陸連に内定を要求し、名古屋も走ると恫喝して話題を呼んだ。

伊藤舞は早々と世界陸上で入賞して選考基準を満し、文句なしの内定を貰ったのだが、タイムは悪く7位という微妙な順位から内定に疑問を呈された。

名古屋2位の田中は競り勝つレース振りでの代表入りに問題なかったが、タイムは悪くはないものの福士には及ばなかった。もし田中と3位の小原の二人とも福士よりタイムが良かったら大変な騒動になっていただろう。

そういう意味では穏当な結果に落ち着いたと言える。

しかし田中の所属する第一生命の山下監督は、田中が世界陸上の代表選考に漏れたことを未だに根に持ってか、世界陸上入賞という選考条件を批判していた。

五輪代表に選ばれたのに、どうしてそのような意味のない発言をするのか。同じ五輪代表としてチームワークを養わなければならない伊藤との確執を自ら招いているようなものだ。

福士は元々マイペースだから、日本チームという発想すらないだろう。そもそも陸連を恫喝して得があったのだろうか。

毎度のことではあるが、いつも日本代表はバラバラである。お互い恨み辛みを腹に持ちながら42.195kmを走るのもさぞ疲れることだろう。恩讐の42.195kmはみている方も辛い。

団体戦を闘っているような見事なチームワークで役割分担するケニアやエチオピアが羨ましくなる。



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