出馬することに意義がある? | アンクルコアラのブログ

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自民党総裁選は、順当に現職の安倍晋三総裁が無投票で再選された。

現在は有力な対抗馬と目される大物も見当たらないし、安保法案、来年あめの消費税増税、TPP、辺野古問題、中韓対策など、難問が目白押しの今、総裁選にエントリーするのは得策でないと割り切っている向きもあるのかも知れない。

一人、野田聖子だけが20人の推薦人を集めて出馬しようと画策していた。

しかし特に現政権との対立軸となる政策がある訳ではないらしい。ただ無投票再選は不味いから、誰かが出馬すべきと言う論理だけでは無理がある。

出馬するからには自らの明確な国家観を示し、外交・防衛・財政など主要政策のフレームワークを語る責任がある筈だ。

そうでない限りはスタンドプレーの謗りを免れないだろう。

そう言えば、血はつながっていないが野田聖子の祖父である野田卯一氏も、佐藤栄作政権の頃に、唐突に総裁選に出馬したことがある。

登場私は小学生だったが、何故か印象に残っている。と言うのも、野田卯一氏は総裁選で僅か9票しか取れず、出馬していない灘尾弘吉氏の得票よりも後塵を拝したからだ。

出馬していない人よりも得票数が少ないと言う、恥ずかしい結果ではあったが、出馬したことで未だに名前が残っている。

ただ祖父は大蔵官僚出身で、自民党内でも財政通と一目置かれていた。野田聖子氏も出たがるばかりでなく、政策の研鑽を積んで行かないと、祖父の足元にも及ばないと言われることにもなり兼ねない。余計なお世話かも知れないが。





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