米子に在住している会社同期の友人Y君から一昨日電話があり、東京に出張するので一杯やろうということになった。
親会社の玄関前で待合せ、予約を入れていた店に向かった。
赴いた店は万世橋エキュートにある、「駿河屋賀兵衛」。駿河湾で獲れた海産物を使った塩辛と日本酒が売りの店である。昨年入院していた時に、散歩中に見付けて、いつか行こうと思っていた店だ。
カウンターに座って先ずは再会を祝して乾杯。その後は仕事のこと、夫婦の健康のこと、親のこと、戦後70年のこと、これからの人生のことなど話題は尽きない。
話が盛り上がると共に、酒と料理のピッチも上がる。今回のラインナップから幾つかご披露しよう。
先ずは塩辛三点盛り。旨味ある塩気に酒が進む。
塩辛豆腐は珍しい。塩辛と豆腐は良く馴染む。
生しらすの造り。不漁で入荷しない日もあるだけに今回はラッキー!
その他、お造り三点盛りや金目鯛の干物を頂いた。何れも美味で満足。
片や日本酒のラインナップ。始めは而今。置いている店が少ないので貴重。
次は鍋島。味の振幅が大きいと言われるが、この日は上出来だった。
その名も死神。インパクトあるネーミングだが、味は意外にマイルド。島根の酒だ。同じ酒蔵で悪代官という銘柄もある。
その他いろいろ飲んで、すっかり良い気持ちになってお開きとなった。
次は私が米子にお邪魔する番である。仕事の折り合いを付けて、良い季節に家人共々ご厄介になる積りだ。
昨夜は新人の頃の気分になって気勢を上げたが、今朝洗面所の鏡に映っているのは、くたびれ切ったオッサンの顔であった。
いつものことではあるが、同期会や古くからの友人との飲み会の後には厳しい現実を突き付けられる。
あと5年もすると何も感じなくなるものだろうか?
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