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隅の老人の部屋

映画やドラマの紹介。感想を中心に
思い出や日々の出来事を書き込んでいこうと思います。

ゲームの映画化は、けっこうメガヒット作も多くて、
ソニー・ピクチャーズもプレイステーション・プロダクションを立ち上げ、
「アンチャーテッド」(2022)や「グランツーリスモ」(2023)で実績を上げ、
本作の後には「バイオハザード」のリブートも企画されているようです。

 

 

 

 

クローバーは4人の友人とともに、行方不明の姉のメラニーを探す旅をしています。
ついにメラニーはメラニーが消息を絶った場所を見つけますが、
そこは周囲が豪雨にもかかわらず、その周辺だけは晴れ渡り、
観光案内所がポツンと建つ不可思議な場所でした。

無人の観光案内所に足を踏み入れるとマスクをした殺人鬼の襲われ、
一行はあっけなく全滅、
と思ったら観光案内所に入るところに時間が巻き戻されます。
来場名簿に記名することで呪いが発動するようですが、
記憶や傷跡、血痕が残っていて完全に初期化というわけではありません。

繰り返すことによって情報を集め脱出方法を練り上げるサスペンス展開を期待しましたが、
残念ながらそういう知的好奇心を満たそうとする作品ではありませんでした。

仲間の一人が霊能者という設定もあるのですが、

このこともあまり生かされていません。

仲間が死んだから手っ取り早く殺しあって、もう一度やり直しましょう、
とか言い出して、その前にできるだけ情報集めなくていいのかと思わせられました。
それどころか復活の回数が飛んで、たいして情報が得られないまま
いきなりこれが最後かもしれない、という状態になってしまいます。

登場人物は少なくても繰り返し生き返って殺されるからスプラッターな見せ場は豊富で、
特殊メイクのクリーチャーも多数登場、
ということで見飽きさせない見せ場は用意されています。

最終的には力技で脱出できるかどうかという展開で、それなりに盛り上がるし、
仲間の一人が監禁されていて救出は間に合うのかというサスペンスもありました。
設定自体がなんでもありなので、ストーリーの整合性とか気にせず見られるメリットもあります。
全体的に強い印象を残すほどの作品ではありませんが、とりあえず見ている間は楽しませてくれる出来栄えでした。

エンドクレジットではメインスタッフが仕掛けたストーリーには関係ないお遊びが明かされます。