映画感想 ミュージックの楽しさが伝わる「パリピ孔明 THE MOVIE」(ネタバレあり) | 隅の老人の部屋

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「パリピ孔明」はドラマ版と、アニメの劇場版総集編を見ていますが、
原作とテレビアニメは見ていません。
ドラマ版は個人的には好きだけど視聴率は伸び悩んだようなので
どうして今頃劇場版?という気持ちもあります。
キャストのトラブルで「今日から俺は!」の劇場版第2作が中止になった日本テレビが
代替として「極主夫道」を映画化したという話を聞いたことがあるので、
今回も「うちの弁護士は手がかかる」が中止になったフジテレビが代わりに製作したのかもしれません。

 

 

このシリーズは、全体的にゆるい作りなのが気に入っていて、
孔明のかなり無理のある策略が次々成功して笑えます。
映画版では司馬懿の末裔が参戦して更にスチャラカな策略合戦が楽しめました。
途中、この司馬潤が孔明に催眠暗示で夢を見させていて、
孔明は司馬潤が夢の内容を知っていたことからこれを見抜いて裏をかく、
と読んだのですが外れました。
まあラストのオチは予想通りというか脱力系です。

 

 

ライバルたちがいつの間にか心を開いてしまうヒロインのキャラクターも魅力的だし、
音楽を食いものにしてきたキャラクターが孔明によって音楽への愛を取り戻していく展開も素敵です。

劇場の大画面や音響設備を活用して
フェスシーンの完成度が高く音楽映画としても良くできています。
ドラマ版の顔ぶれに加えたゲスト陣もにぎやかで
ディーン・フジオカまで歌ったりサービス精神も旺盛と感じました。
傑作ではありませんが
見ている間は何も考えずに十分楽しませてくれる作品だと思います。