https://youtu.be/g0i5bidjQQ8?si=QhnciAojp4fVmges
イケガクがTwitterで24日に「実は、何年も温めておいた特大のお知らせがあります、、、拡散していただけると大変大変嬉しいです、、、」とささやいて、何の事だろう?と思った。29周年目なので30周年の記念演奏会とかやるのかなと思っていたら、低価格マンドリン販売のお知らせだった。企画をしたのはイケガクスタッフで、海外かもしれない所に委託して製作したのだろう。一番心配なのは品質がどうかという事だ。イケガクのスタッフは皆演奏でも名手揃いなので、音程とか音質とか弾きやすさとか最低限のレベルは判っているはずなので、品質面では大丈夫かなと思ったが、現物を見、弾いてみないと判らない。そうこうするうちに、今日青山涼氏がユーチューブに試奏動画を載せた。これを見ると、17600円の楽器には思えない音色。弾いている姿を見ても、弾きづらそうな感じでもない。これを見る限りそれなりに使えそうだ。
考えてみると、エントリーモデルのマンドリンの価格は昔に比べ高くなっており、学生がバイトして買えるレベルではなくなってきている。一番安いKANADEマンドリンでも132000円だ。学生でなくてもちょっと弾いてみたいと思う人が始めるには躊躇する金額になってしまった。私の学生時代(50年前)は1万前後で鈴木や国島が買えたので隔世の感だ。品質や作りの違いはあるが、17600円という価格は昔の価格に戻ったという事で画期的だ。そういう意味で、マンドリンを気軽に購入できるようになり、マンドリンの普及に弾みをつける好企画だ。イケガクの企業努力に拍手を送りたい。
ヤフオクなどでは鈴木国島は1万以下、昔の大野落合渡辺あたりのエントリーモデルが2万前後で買えちゃったりするのだが、傷みのあるものもあるので、初心者向きとは言えない。やはり傷みのない新品がよいだろうし、今の若い人は他人が使った物は汚いと思うようだから、こういう楽器が良いのだろう。