昨年の6月29日に失踪していた母親の住む市内の市営住宅に初めて行った訳ですが

 

ドアに鍵が掛かっていた為、警察を呼んで立ち会いの下で開錠となります。

 

5名の警察官が来て、その内の一人が裏に回るとベランダの窓が施錠されず開けれる状態でした。

 

明らかに年下の警察官が

「息子さんですよね?今からベランダの窓を開けますので立ち会ってください。」と一緒に裏まで行き窓を開けると

 

大きなハエがブーンを音を立てて大量に飛び去って行きました。

 

マスクをしていてもツーンとくる臭いが鼻を刺しました。

「これが死臭かぁ・・・」

 

窓から片足を入れた警察官が

「息子さん、離れてください。」とその場を追い出され、無線で「うつ伏せで倒れている女性らしき人物発見」としゃべってました。

 

まもなく呼んでいた救急車が到着し室内に入って行きましたが、5分程度で退出して私の元へ

「すみません。我々が搬送出来る状態では無いのでこちらにサインしてください。」

 

バインダーに挟まれてた用紙に「搬送辞退」と言う欄が有り、そこに署名。

 

その後も警察機動捜査隊が6名来まして、私は車で責任者と思える警察官と待機させれます。

 

窓を眺めていると室内ではカメラのフラッシュが頻りに光ってます。

 

1時間ほど待ったでしょうか、5人掛かりで母親が包まれると直ぐに分かるビニールシートを搬出し、機捜の車に積み込みました。

 

たぶん、その場で狂乱する事を恐れて車に軟禁されたんですね。

 

法律的な観点から

 

貴方の母親の住まいと言う事は間違いない。

 

ただ、倒れてた人が貴方の母親と断定出来ない。

 

ベランダの窓が施錠されていないので誰かが勝手に侵入して死んでたのかも知れない。

 

今後はどうなるかと質問すると

 

指紋が採取出来れば本人と断定します。

 

それがダメなら歯形を取ります。

 

それもダメならDNA検査になり、その時は貴方のDNAを調べさせてください。

 

現場に約3時間ほど居ましたが何も出来ずに解散しました。

 

数日後

 

警察から電話が来て

「搬送中に爪が剥がれ落ちて指紋採取出来ませんでした。顎も落ちて歯形も無理です。DNA検査させてください。」

 

呼ばれた日時に警察署に出向き、捜査一課の取調室的な部屋でDNA検査キッドで唾液を提出し書面にサインを

 

その書類には『容疑』と印刷されていて容疑内容は『殺人』と書かれてました。

 

続く・・・