映画の中でもタイムスリップものというのは、面白い作品が多いかと思います。

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー、ターミネーター、猿の惑星などは有名ですね。

 

そこで、もしこんなストーリーのタイムスリップ物の映画があったら見てみたいと頭に浮かんだので、書いてみます。

 

時は現代のメジャーリーグ、小谷亮平という選手が二刀流のスーパースターとして球界を席捲していました。

 

その日は、彼の登板日でした。

 

人生最後の思い出として孫に連れられてスタジアムに観戦に来ていた左腕のない一人の老人は、しみじみとその試合を観戦していました。

 

その試合も彼は2桁奪三振を取ってマウンドを支配するとともに、ホームランも放って試合自体を支配していました。

 

ところが試合後半、彼にピッチャー返しが直撃し倒れこんでしまいます。

遠くで名前を呼ぶ声が聞こえます。

でも自分の名前ではありません。

 

「ルース、ルース」と呼んでいます。

気が付くと、そこは試合中の古めかしいスタジアムのマウンドで、呼びかけていたチームメートのユニフォームも古い時代の物でした。

 

なんと彼は見かけはルースのままで心だけが小谷として、1920年代のメジャーリーグにタイムスリップしていたのです。

 

訳が分からないまま彼はやむなくその時代を生きていくことになります。

ルースとして。

 

圧倒的な二刀流の身体能力で当時の記録を次々に塗り替えていく小谷。

 

そして生まれつき左腕のない幼い少年との触れ合い。

彼は野球選手になりたくても体のハンデでなれないことを理解しており、二刀流のルースに憧れを抱いていました。

 

そして迎えたワールドシリーズ、果たして彼は現代に戻ってくることができるのでしょうか?

どうでしょうか?

モデルは大谷翔平ですが、よく彼がベーブ・ルースと比較されたり、生まれ変わりだという話を聞きますが、反対にベーブ・ルースこそが大谷翔平だったらということで思いついたストーリーです。

 

タイトルを付けるとしたら「ルースと呼ばれた男」といったところでしょうか。

 

このストーリーに肉付けして、誰かハリウッド映画化してくれないでしょうかね。

 

そんなことを想像しながら、まだ日本人選手にとってメジャーリーグが遠い存在だった頃の1989年の映画「メジャーリーグ」でも見ることにしましょう。