今のバイクは普通に乗っている分には、事故や転倒を除いては走れなくなるようなトラブルはそう多くはないと思います。

チューブタイヤのパンクぐらいでしょうか。

 

私も今までメカニカルトラブルで走れなくなったことは大昔に2回位しかありません。

 

1つめは当時乗っていたGS125Eで夜に走っていて、走行中に突然ライトが消えたことです。

電気系統が全てつかないのでなんでだろうと思いサイドカバーを外したら、バッテリーに繋がっている配線が外れていました。

 

幸い街灯のある道だったので、車載工具を使って取り付けましたが、車載工具の大切さと日ごろの点検の重要性を感じました。

 

2つ目はまだバイクを持っていなかった学生の時に、家にあった50ccスクーターで近場をミニツーリングをした時です。

 

そのスクーターはこれ。

ホンダフラッシュSですね。

カタログでは、2スト単気筒5馬力となっています。

 

ちなみに家にあったこのスクーターは、雨の日に走るとエンジンが止まり、再始動することができなかったので、電気系統に異常があったようです。

晴れの日専用スクーターでした。

 

このスクーターで札幌の自宅から定山渓温泉までを走ろうと思って家を出発しました。

片道約30Kmの距離なので、小1時間ほどです。

 

順調に進み、あと1つトンネルを抜けると定山渓温泉市街地という所で、急にパワーが落ちエンジンが止まりました。

 

後ろを振り返ると何かの液体が漏れていました。

 

燃料計を見るとカラだったので、ガソリンが全部漏れたようでした。

 

定山渓温泉にはバイク屋がなかったので、仕方なくトンネル内を押して歩き、車の修理工場まで行き見てもらおうとしましたが、最初はバイクは見れないとのことでしたが、見てもらったらどうやらキャブ付近のネジが外れたようでそこから燃料がダダ洩れしたようでした。

 

応急処置で似たようなネジをつけてもらって、燃料を入れたら走ることができましたが、すぐネジが吹っ飛んでしまいまたガソリンが漏れてしまいました。

 

しょうがないので交番のおまわりさんに強引に頼んで、一時的に交番の裏にバイクを置かせてもらい、あとで業者を呼ぶことにしてバスで帰ってきました。

 

たまたま壊れたのが市街地の近くだったから良かったものの、山道だったら地獄を見るところでした。

 

この後に自分のバイクを持った時もしばらくトラウマになりました。

 

なぜネジが吹っ飛ぶような負荷がかかったのか不明ですが、2ストだったのでもしかしたらバイクの寿命だったのかもしれません。

結局修理代が高くてうちの親はそのスクーターを廃車にしました。

 

このような経験があるので、今はズットライドのレッカー対応してくれる保険に入っています。

 

壊れるのは仕方ないとして、保険などの何かしらの対応を取るのは重要ですからね。