旧日本陸軍の旭川第七師団は、古くは日露戦争の旅順の戦いでの二百三高地を巡る攻防戦、その後の奉天会戦での大活躍で最強の師団と呼ばれるようになっていました。

 

その後もシベリア出兵やノモンハンの戦いに参加しています。

 

太平洋戦争に入ると、師団の一部をガダルカナル島への派遣(一木支隊)やアリューシャン列島方面に派遣していますが、師団の本体は北海道守備のために北海道にあり続けました。

 

戦争末期には第七師団の最後の師団長となる鯉登中将のもと、師団本部を旭川からここ帯広に移し、配下の連隊を帯広、釧路、北見に配備し、敵の上陸に備えている中終戦を迎えました。

 

この第七師団、今でも北海道に存在しているんですよね。

違うのは旧日本軍は「だいしちしだん」と呼ぶのに対し、今の自衛隊の師団は「だいななしだん」と呼ぶようです。

 

そしていまの第七師団の本部は千歳市に置かれており、部隊は陸上自衛隊で唯一の機甲師団(戦車や装甲車を中心とした機械化部隊の師団)で、いまでも最強の師団と呼ばれているようです。

 

そんなことを書いていたら、旧日本軍の武器を眺めたくなり、うちの武器庫から三八式歩兵銃と二十六年式拳銃(いずれもトイガン)と三十年式銃剣(模造刀)を引っ張りだしていました。

 

 

最強の師団は時代を超えて引き継いでるものなんですね。

 

さあ、今度ゴールデンカムイの映画でも見てこようかな。