道内では札幌など雪が積もってきた地域もあるようですが、帯広は気温こそ低いのですが、晴れの日が続いており、雪が積もる気配はまだありません。
今日もこの寒い中1台のバイクとすれ違い「頑張ってるな!」と感じていたところです。
さて、帯広はグルメの街と言われていますが、スイーツでも全道展開する六花亭や柳月は有名どころで、そのほかにも地元中心に展開するお菓子屋があります。以前、高橋まんじゅう屋を紹介したことがありましたが、今回紹介するのは「クランベリー」という洋菓子店です。
クランベリーは、帯広市に4店舗と隣の幕別町に1店舗展開する洋菓子屋となります。
この店はスイートポテトが有名で、この店に行った客は必ず買うと言われています。
スイートポテトの大きさはバラバラで量り売りをしています。
また、ソフトクリームも人気があるようで、私の前の客もこの寒い中買って車の中で食べていました。
さきほど、スイートポテトとガブリエルクッキーを買ってきましたが、スイートポテトは結構レポートが上がっているようなので、今回はガブリエルクッキーを紹介します。
このクッキーは柔らかめの食感で胡麻とチョコチップとレモン味の3種類があります。
味としては普通のクッキーなんですが、なぜ「ガブリエルクッキー」という名前なのかその由来が面白かったので今回紹介しました。
ガブリエルクッキーは、ガブリエル・アンデルセンという女性がクランベリーに来店した時に、母国スイスのクッキーを紹介したのがきっかけで商品化されたとのことです。
誰それ?という声もあるかと思います。
アンデルセンと言えば童話のアンデルセンを思い浮かべる方がほとんどかと思いますが違うのです。
1984年のロサンゼルスオリンピックの女子マラソン競技、ほとんどの選手がゴールして下位の選手がゴールをしていた時でした。
一人の選手がフラフラになりながら競技場に入ってきました。
足元もおぼつかない様子で、真っすぐに走ることができず、千鳥足のような形で歩きながら競技場に入ってきたのです。
観衆は彼女がゴールできるよう歓声を送ります。
並走する係員は、彼女に触れると彼女自身が失格になるので、言葉で励ましながらなんとかゴールさせようとします。
ゴールライン通過後倒れそうになるその選手、それを支える係員、大歓声の競技場。
彼女はアンデルセン選手という名前でした。
思い出しましたか?
そのスイスの女性こそがロスオリンピック女子マラソンのガブリエル・アンデルセン選手なのです。
ではなぜ彼女が帯広のこの店に来たのでしょうか?
これははっきりしないですが、「クランベリー」という店名は改名されており、改名前の店名は「アンデルセン」という店名だったそうです。
おそらくそのつながりがあったのではないのかと推察されます。
思わぬところでつながりがあるものですね。


