札幌と室蘭方面を結ぶ大動脈の国道36号線。

その白老町竹浦付近を走っている時に、ふと目に入る建物があるでしょう。

その建物を見た時、ほとんどの人はこう思うでしょう。

 

廃墟だと。

 

円形の形をしたその建物は、「かに太郎」といって現役の食堂です。

店の周りには廃資材が置かれており、どう見てもお店がやってるように見えませんが、立派に営業しているのです。

 

営業時間は11時開店ですが、おじさんが一人で切り盛りしており、20食くらいしか提供していないようなので、13時頃には閉店する場合が多いのです。

つまり、ほとんどの人が営業時間外にこの場所を走行しているので、廃墟としか見えないということなのです。

 

店の中はこんな感じ。

 

店内も雑多な感じで、廃墟感満載です。

また、店全体が昭和感を醸し出しています。

 

メニュー表には数種類のメニューが表示されていますが、今提供しているのは「かに飯」のみとなるので、席についても注文は聞かれません。

 

驚くべきはその唯一のメニューのかに飯が500円というワンコインで食べられることです。

こう聞くと値段なりのものかと思いがちですが、ところがどっこい、その味は、かにの量こそ多くはありませんが、竹の子とのバランスも相まって侮りがたい味となっています。私が食べた時のみそ汁や漬物はキュウリでした。

 

開店時間内にこの付近をツーリングで通ってこの店に寄ることが出来れば、ある意味レアな体験となるかもしれません。

 

(写真は私がグーグルマップに投稿したものを使用しています。)