その喫茶店は崖の上に立っている。店の近くまで行けたとしても、その上に店があるなどとは、普通思わない場所にひっそりと佇む喫茶店、それが知る人ぞ知るランプ城です。
まず、店の下の画像はこれ。
廃墟の奥の細い道を歩いて登って行かなければなりません。まるで秘密基地に向かうようです。
その道をしばらく進むと、民家のような建物が見えてきます。
その奥の方の扉を開けると・・・
まるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がっています。
この店、潔癖症の人は決して足を踏み入れてはいけません。
なぜなら、
窓に張られた蜘蛛の巣に、ワラジムシが引っかかっていることもあるからです。
しかし心配は無用。食べ物のメニューはオムライスとチャーハンくらいですが、人気のオムライスは、お店のオムライスではなく、子供の頃母親が作ってくれたような懐かしい味がするのです。
この時は、コーンスープとポテトサラダ、そしてチョコが付いていました。さらにミカンのサービスもありました。
恐いもの見たさの気持ちがある人や、昭和の異空間を体験してみたい人にはオススメできる店です。
ツーリングの際に必ず寄るべき店ではありませんが、ネタとしては十分アリなのではないかと思います。(ちなみにバイクは1枚目の写真の砂利のところに停めることになります。)
この店をやっているのはおばあさんとその娘さんのようですが、どちらも良い人で話しかければ店のことをいろいろ教えてくれます。
また、旅ノートが置いてあり、来店者のメッセージを見ることができ、来店の記念に書き込むことができます。
(2023.7.4追記)
店主のおばあさんが亡くなったため閉店した模様です。