皆さん、学生時代に友達や先輩などとバカなことをやって、それが後々までいい思い出となってるってことはないでしょうか?(もちろん犯罪行為のことではありません。)
これはそんな話です。昔話となりますがご容赦願います。
昭和60年代に道内の某私立大学に入った私は、漫研というサークルに入ったのですが、同じ部室に自動二輪愛好会というものも同居していました。私は漫画もバイクも好きだったので、あまりその辺のことは気にしていませんでした。
サークルの行事も漫研と自動二輪の人と一緒に新歓コンパなどをやっていました。
その行事の一つに、夏に積丹町の余別という場所で行われる合宿がありました。合宿といっても漫画を読んだり描いたり、バイクの運転技術を高めるというものではなく、ほとんど飲み会です。
その合宿のメニューに夜に海岸の岩場で行う花火戦争のいうものがありました。これは、二チームに分かれて大量のロケット花火を相手に打ち込むというものでした。
しかし単発で撃ってもらちがあきません。段ボール紙の縦のハチの巣状になっている場所にロケット花火を差し込み、その導火線をつなげて連発して撃てるようなものを用意していました。これをランチャーと呼んでいました。この火力は凄まじく、その音だけでまるで戦場のようでした。運よく相手方に近づけると今度は岩陰に隠れている相手の上に向かってねずみ花火を投げます。ねずみ花火は空中でしばらく火花を出して回転するので、その火花でねずみ花火の下にいる相手を狙います。
今から思えばよく誰も大ケガをしなかったと思います。
続く