札幌の手稲山は80年代から90年代前半にかけて走り屋が多くいた道で、朝里峠支笏湖線と並んで特にバイクの走り屋が集まっていた場所でした。

その当時の様子は今ではYoutubeで見ることができます。

 

当時はレーサーレプリカが全盛で、NSRTZRガンマなどで走り屋たちが手稲山を攻めていたようです。

 

私が当時乗っていたのは、GS125Eだったので手稲山には行く気になれず、話に聞いていただけでした。

 

そんな手稲山の今がどうなっているのか、PCXで攻めて走ってきました。

 

手稲山の道はこんな感じです。

今日は中腹のスキー場あたりまでの走行です。

 

登り始めると確かに走り屋が好きそうなコーナーが続きます。

しかし道は補修跡が多く、落ち葉も結構あったので今日はゆっくりの走行です。

 

40年前はこの道をギャラリー達に見られながら走り屋たちがコーナーを駆け抜けていったのでしょう。

 

コーナーのRがきつい所が多いので、低速コーナーが多い道でした。

この道なら大型バイクよりも250㏄のスポーツバイクの方が軽快に走れる気がしました。

 

かつてのスタート地点と聞いていた駐車場。今はゴルフ場の駐車場になっています。

 

道路を挟んだ向こう側にはリフトが見えたので、スキー場にもなっているのでしょうか。

 

目的地の手稲オリンピアスキー場に到着です。

誰もいないと思っていたら、車がたくさん停まっていました。

 

何かイベントでもやっているようです。

 

冬に開業するレストハウス。

 

看板の前。

 

遠くに見えたのは、これ。

観覧車です。しかしこの観覧車のある遊園地は、すでに閉園になっており廃墟マニアには知る人ぞ知る場所になっています。

今回も近くに行こうとしましたが、人がいっぱいいたので諦めました。

 

一通り見た後、下に戻ります。

山なので景色がいい場所があるかと思ったのですが、一番良さそうな橋の上からの景色を写真に収めようと思ったら、ちょうど橋が工事中で片側交互通行だったので停まれず、唯一よさげな場所がここでした。

写真ではわかりにくいですが、遠くに石狩平野の街並みが見えます。

 

さて、日曜日の午後でしたが、手稲山の往復では1台もバイクと遭遇しませんでした。

走り屋という言葉はもう死語なのかもしれません。

 

ただ、バイクはバイクでもヒルクライムのロードバイクは結構走っていたので、今では自転車の聖地になっているのかもしれません。

 

一般の人にとっては平和な道になりましたが、この道をかつて多くのバイクが走っていた時代があったというのは、いいか悪いかは別にして熱い若者たちがたくさんいた時代だったんだなと感じました。

 

さて、今日の走りでPCXの購入から1,000㎞を超えましたので、初回点検を予約しようと思います。