もうすっかり昔ばなしになってしまいました が、
ほんの少しだけロンドンの小さなアパートにいたことがありました。
ノッティングヒルゲートから歩いてすぐのアパートで、裏庭から
トーイミュージアムの庭がすぐそこに見え、庭の中で小さな汽車が
走っていました。
春のいい季節は、チューリップ・水仙などの花がいっぱい咲き乱れていて
幸せの香りがいっぱい。
そんな経験をさせてくれた両親に感謝をせずにはいられませんでした。
バブルが続いていて、こんな時代が来るとはちっとも思っておりませんでした。
みんな高価な物に憧れ、頑張れば買えるという時代です。
なるべくお金を使わないように、値段が安くなる時間帯とかに
ミュージアムめぐりをすることが多かったのですが、
特に、好きだったのがV&Aミュージアム
モリスなどのデザインは母の好きなリバティの生地などでも見ていたので、
吸い込まれてしまっていました。
小さな頃から洋裁の好きな母を見て育ったせいか、
いつの間にか自然にデザイナーになっていました。
リバティの生地で、ワンピースやブラウスなどデザインさせてもらった経験
なんだか自分に近い人のような気さえする物でした。
お店で、V&Aを販売しています。