
KOKANE/Funk Upon A Rhyme (1994)

西海岸のレジェンドMC/ファンク・シンガーKOKANEが1994年にRUTHLESS RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデュースは、ABOVE THE LAWのCOLD 187UM、ギターにMIKE SMOOTH、キーボードにB LAID BACK、COLD 187UM、MIKE SMOOTHが参加。P-FUNKのエッセンスを大胆に取り入れながら単なる模倣に終わらないセンスの良さを発揮した大傑作!
1. Ridin' On The Funk
不穏な雰囲気のトラック上でラップとも歌ともとれるボーカルを披露するイントロ的な曲。
2. From The Funk To The Back
エレクトロなP-FUNKって趣のクセ強キーボードが効いたファンク・チューン。
3. Mo' Water
ファンク・ビートにクラクラするようなキーボード、フックでの恐怖感を煽るピアノも渾然一体となったファンク・チューン!
4. Slow Burnin' 22.5° Fahrenheit
ファンク・ビートにWILSON PICKETT/Ninety-Nine and a Half (Won't Do)を合わせた小品。
5. I Need Representation
グッとテンポを落としたビートにうめき声のようなコーラスのトラックにKOKANEがブルージーな喉を披露。
6. My Day Is Coming
THE HONEY DRIPPERS/Impeach the Presidentの定番ビートにMTUME/Metal Flake Mindの哀愁溢れるメロディを合わせたトラックにラップと歌を披露し、フックでNIKKI嬢も加わり寂しげなコーラスを聴かせるクラシック!
7. All Bark No Bite
ヘビーなビートに郷愁感溢れるピーヒャラ・シンセ、寂しげなピアノのトラックにTHA AⅬKAHOLIKSをフィーチャーしたクラシック!
8. Bakin' Soda Free
クラクラするようなP-FUNK臭たっぷりのトラックにラップと歌がバッチリはまったクラシック!この雰囲気、KOKANE以外に出せないよね。
9. The Aftermath
P-FUNK汁溢れるピーヒャラ・シンセが十分すぎるくらい効いた寂しげなファンク・トラックにABOVE THE LAWとDIRTY REDをフィーチャーしたナイスG-FUNK!
10. No Pain, No Gain
みんな大好きBOOTSY'S RUBBER BAND/Munchies for Your LoveとEARTH, WIND & FIRE/Devotionの二大哀愁ネタを組み合わせたトロットロな哀愁スロウ・トラック上でKOKANEがブルージーに熱く歌い上げるクラシック!ラップではないけど、ヒップホップを感じさせるところがKOKANEの凄さだね。
11. Funkinmuffin
不穏なG-FUNKトラックにラガ・ラップをかます佳曲。こういうのも好きだな~
12. Shots Out
ブリブリなシンセ・ベースが効きまくったGトラック上でシャウトアウトするアウトロ。
13. Shit, Goddamm
FUNKADELIC/Get Off Your Ass and Jamの「シット、ガッデーーム!」の声ネタやOHIO PLAYERS/Sweet Sticky Thingを合わせたP-FUNK度数高いトラックにBLACK HOLE OF WATTSをフィーチャーした好曲。
14. Don't Bite The Phunk
Gの悲哀を感じるピアノの旋律、甲高いキーボード、ブリブリなシンセ・ベースのカオス的なトラックにCOLD 187UMを迎えたもの哀し気なG-FUNK!
(2025/12/13)
