THE HARD BOYS/A-Town Hard Heads (1992)
アトランタのROYAL C、K.T.、BIG DEEからなるTHE HARD BOYS(THE HARD BOYZ)がICHIBAN/A.E.I. RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、CARL DORSEY、LIL DAVE、JO JO、X. HARDGROVEで、スクラッチは、COOLY "C"とD.J. DOLLAR ROCが担当。この一流のB級感溢れるジャケットも最高ですが、G-FUNK以前のネタ感たっぷりのファンキーなギャングスタ・ラップも最高なんです。特にFUNKADELIC/Good Old Musicビートにもの哀しいキーボードを合わせたイント1. Prelude、打ち込みビートとPLEASURE/Bouncy ladyビートを合わせ、その上にISAAC HAYES/No Name Barが効いた土臭い2. Street Mutha F--kas、THE HONEY DRIPPERS/Impeach the President、JAMES BROWN/Funky Drummer、TOM SCOTT AND THE L.A. EXPRESS/Sneakin' in the Back等の大ネタを惜しみ無く組み合わせたファンキー・チューン4. Jock Itch、抜群にカッコいいギター(ネタ?)に生ベースを合わせた鬼ファンキーな6. 3 Counts、ネタ名はど忘れしたが、寂しげなウワモノにYELLOWMAN/Nobody Move, Nobody Get Hurtを合わせた7. A-Town Hard Heads、フックでTHE FATBACK BAND/Put Your Love (In My Tender Care)のあの声を使ったアップテンポのファンキー・チューン8. Strong In The Game、TOM TOM CLUB/Genius of Love、JAMES BROWN/Funky Drummer、COMMODORES/The Assembly Lineの定番ネタ使いのファンキー・シット10. Groupies、Youtubeのコメ欄から当時の担当DJによるとISAAC HAYESからサンプリングしたと言うゲットーの夕暮れを切り取ったような寂しげなイントロから素晴らしく、ベースのWALTER "MUCHO" SCOTTの仕事も冴える傑作11. Mission To Nowhere、南部風情溢れるファンキー・チューン13. Players、DJ QUIK/Quik's Grooveに寂しげメロディのキーボードをプラスしてG男の哀愁を見事に醸し出した14. At 2 O' Clock、G男の孤独感をひしひしと感じるトラックに男性コーラスが優しく支える15. Death Rowがお気に入り。(2023/07/22)
