CHEBA/The Piper (1990)
毎月12日は12'シングルの日
謎に包まれたラッパーCHEBAが1990年にRUFFHOUSE RECORDSからリリースしたデビュー・シングル。
CHEBAについて色々調べているとRUFFHOUSEの創設者の一人CHRIS SCHWARTZが書いた本に詳しく書いており、なんとDIGITAL UNDERGROUNDのSHOCK Gがラップやトラックの制作に大きく関わっているみたい。というか、CHEBAは何もしてなくて、CHRISからは「アーティストではない」とディスられてる始末。結構好きだったんで軽く衝撃でしたが、アルバムがリリースされなかったのはそういったことがあったからだったんだろうな。
A1. The Piper
JOE "THE BUTCHER" NICOLOプロデュースで、重いビートにホラーチックな鐘の音、フックで寂しげなフルートとピアノが鳴り響くトラックに淡々とした、時折呟くようなラップ、時折コミカルなラップのゲストを交えた暗めのファンキー・チューン。確かにSHOCK Gが演出したような寸劇っぽさも感じられるね。
B1. The Piper (Street Mix)
リミックスは、同郷のTHREE TIMES DOPEのCHUCK NICE。JAMES BROWN/Funky President & Funky Drummerを組み合わせた鬼ファンキーなビートに差し替えたご機嫌なリミックス!オリジナルよりこっちを好んで聴いてたな~
B3. Just Because
JOHN HODIAN制作で、ゆったりとしたビートに温もりを感じるメロディのメロウ・チューン。ビートがあまり好きではないけど、悪くはないかな。
(2025/02/12)