V.A./Discognosis Vol.II | OLD 2 DA NEW SCHOOL

V.A./Discognosis Vol.II

先月紹介した怪しげなレーベル(イタリア?)からリリースされた70・80年代のファンク、ディスコ系コンピレーション・アルバムの続編。

 

A1. THE FATBACK BAND/(Are You Ready) Do The Bus Stop

NYの大型ファンク・バンドTHE FATBACK BANDが1975年にリリースしたアルバム『Raising Hell』からのシングル。当時、ディスコ・ヒットしたらしく、「バスストップ!」の掛け声もイカすナイス・ファンキー・ディスコ。学生の頃、シングル盤にハマっていた時にこのシングル買ってよく聴いてたね、そういえば。
A2. SUN/Radiation Level

オハイオの大型ファンク・バンドSUNが1979年にリリースした4thアルバム『Destination Sun』からのシングルで、サイレン音のイントロから始まるスリリングなファンク・ナンバー。
A3. PEOPLE'S CHOICE/Do It Anyway You Wanna

フィラデルフィアのファンク・バンドPEOPLE'S CHOICEが1975年にリリースしたデビュー・アルバム『Boogie Down U.S.A.』からのシングルで、日本でも「ディスコ天国」として名の通りディスコの定番だったみたいです。JUNGLE BROTHERS/What U Waitin' 4?、PUBLIC ENEMY/Shake Your Bootyでネタ使いされた少しシンプルで洗練されたガラージュ感のあるディスコ・チューン。これもシングル持ってるな、そういえば。
A4. DENNIS COFFEY/Back Home

MOTOWNでの活動で知られるデトロイトの白人ギタリストDENNIS COFFEYが1977年にリリースしたアルバム『Back Home』収録。重たいピアノのメロディにフルートが耳を惹くファンキーな佳曲。学生の頃、この曲のイントロをループさせてトラックメイキングしてたな~、懐かしい。
B1. MOTHER'S FINEST/Dis Go Dis Way, Dis Go Dat Way

ブラック・ロック/ファンク・バンドのMOTHER'S FINESTが1977年にリリースした3rdアルバム『Another Mother Further』からのシングル。アフロなパーカッション炸裂のイントロからファンク・ロック的に疾走する超絶ファンク!めっちゃカッコイイ曲だよね~ これ聴いてすぐにLP探したくらい大好きな曲!
B2. B.T. EXPRESS/Give Up The Funk (Let's Dance)

NYブルックリンのファンク・バンドB.T. EXPRESSが1980年にリリースしたアルバム『1980』からのシングル。初期の曲が数々のサンプリング・ソースとして知られてますし、もちろん「Have Some Fun」等のディスコ・ヒット曲も数多いですね。同アルバムからの「Have Some Fun」には及ばないけど、ぜい肉をそぎ落としたシンプルなディスコ・ファンクはなかなか。
B3. BOOKER T. & M.G.'S/Sticky Stuff

STAXのスタジオ・ミュージシャンで数々の名曲のバックを担当し、「Melting Pot」や「Hip Hug-Her」も人気のBOOKER T. & THE MG'Sが1977年にリリースしたアルバム『Universal Language』からのシングル。スリリングなイントロから持っていかれるファンク・チューン。これもイントロを使ってトラックメイキングしたね。
B4. JOE TEX/I Gotcha

テキサス出身のソウル・シンガーJOE TEXが1972年にリリースしたアルバム『I Gotcha』収録。まるでJAMES BROWNかと思うほど声もサウンドも激似で、男汁満載、女人禁制の鬼ファンク!STEADY B/I Got Cha、SKINNY BOYS/Skinny (They Can't Get Enough)等でネタ使いされたイントロの「アイ ガッチャ!」のシャウトもカッコ良すぎで鳥肌もんです。

(2023/12/02)