PRINCE JOHNNY C/It’s Been a Long Rhyme Coming
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(全面改訂)
GETO BOYS(GHETTO BOYS)の1988年のアルバム『Making trouble』ではメンバーとしてジャケットに右端に写っていたオリジナルGETO BOYSメンバーのPRINCE JOHNNY Cが1992年にRAP-A-LOT RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュース等のクレジットがまったくないのは初期RAP-A-LOTらしさか笑 プロデューサーとしても活躍していたので、おそらくセルフ・プロデュースかも。ラップ巧者で、トラックもバラエティに富んでいて、ギャングスタ系ではなく、ニュースクール系なんだけど、あまり売れなかったみたい。しかし、 個人的には、RAP-A-LOTの初期の名盤だと思う。これがNYあたりのレーベルからリリースされていればかなり話題になったかもね。当時、偏執的にNYしか評価しなかったライターがすべての元凶だね。
1. Young Girlies Want Nothing but Sex
SYL JOHNSON/Different Strokes、DYKE & THE BLAZERS/Let a Woman Be a WomanをネタにしたビートにBEASTIE BOYS、BESIDE/Change the Beat (Female Version)を合わせたファンキー・ナンバー。おそらく同じネタ使いのKOOL G. RAP & DJ POLO/Talk Like Sexを意識しているはず。
2. Gotta Be Me
BO DIDDLEY/Hit Or Miss使いの小気味良いファンキー・チューン。
3. Sunshine
LYN COLLINS/Think (About It)、THE BLACKBYRDS/Rock Creek Park、THE NEW BIRTH/Got to Get a Knuttネタのノリノリなトラックに女性コーラスも絡む佳曲。
4. Momma Shoulda Poppa Woulda
SOUTHSIDE MOVEMENT/Save the World使いで、サビのジャズっぽさもセンス溢れるトラックにチビッ子(?)ラッパーとマイクを回すお気に入り曲!これなんか当時のNYの連中と比べても全然負けてないと思う!
5. Kevey Kev Is a Dancer with Soul
定番ブレイクHERMAN KELLY & LIFE/Dance To The Drummer's BeatやJAMES BROWN/Funky Drummer等を使ったご機嫌なファンキー・チューン!歌詞にMC HAMMERも出るあたりが、NYにはない人の良さがにじみ出てるよね。
6. Ain’t Nobody Bad Like Me
MELVIN BLISS/Synthetic Substitution、PUBLIC ENEMY/Don't Believe the Hypeネタで明るくてファンキーだが、まずまずか。
7. Love Crazy
定番ブレイクMELVIN BLISS/Synthetic SubstitutionやBABY HUEY/Hard Times使いの鬼渋い佳曲。
8. For the Love of Hip-Hop
JAMES BROWN/Get Up, Get Into It, Get Involved、B.T. EXPRESS/Express、BEASTIE BOYS/The New Style、T LA ROCK AND JAZZY JAY/It's Yoursネタでファンキーだが、ドラムの音がイマイチかな。
9. Who’s in Power
インタールード
10. Comin’ to Get Ya
曲名は思い出せないが有名ネタに定番ブレイクJAMES BROWN/Funky Drummerを合わせBOB JAMES/Take Me to the Mardi Grasもチラッと使ったノリの良いファンキー・チューン!
11. From the Ghetto to the Get Mo
ブルースハープやピアノのメロディも南部らしさ溢れている素晴らしくブルージーで心を打つ名曲!アルバムで一番好きな曲だな~ この曲ってネタ使ってるのかな?誰か教えて欲しい!
12. Ready to Give It All to You
この曲もネタが思い出せない…
アップテンポで神秘的さも感じるトラックにソウルフルな男性シンガーも絡むポジティブなクラシック!これも大好き!最高!
13. Searching for Momma Feel Good
BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little More Baby、JAMES BROWN/Funky Drummerネタのもの哀しげな佳曲。
14. Pop You Need to Stop Drinking
THE SHADES OF BROWN/The Soil I Tilled for You使いで家庭でのアルコール問題を嘆くシリアスな一発。この曲も存在感あって好きだな~
15. A Thing for Big Women
ほぼビートだけでシンプルすぎるかな。
16. Me and Baby Brother
ファンキーだが、いまいちピンとこないかな。
最近知ったけど2018年にソロで「Every Ghetto’s My Home」をデジタル・リリースしている!SPOTIFYで聴けるみたいだけど、登録していないんだよなぁ… 気になる~ (2023/02/18)
