V.A./Street Jams:Hip-Hop From The Top Pt. 3 | OLD 2 DA NEW SCHOOL

V.A./Street Jams:Hip-Hop From The Top Pt. 3

信頼のRHINOから1994年にリリースされたオールドスクール・ヒップホップ・オムニバス・シリーズ「Street Jams」のパート3。なかなか渋い選曲だね。

1. The Show/Doug E. Fresh & the Get Fresh Crew
1985年にリリースされたDOUG E. FRESHの代表曲。昔はこのドラムパターンが大嫌いだったけど、30年以上聴いてると慣れるもんだね笑 でも、B面だったLa Di Da Diの方が圧倒的なクラシックには間違いないね。
2. Romeo (Part 1)/The Real Roxanne With Hitman Howie Tee
1985年にSELECT RECORDSからリリース。プロデュースは、もちろんFULL FORCE。重たいドラムにキレのあるスクラッチ、THE REAL ROXANNEの勝ち気なラップ、そしてFULL FORCEのコーラスの佳曲。
3. Step Off/The Furious Five f/Cowboy, Melle Mel & Scorpio
トラブルで脱退したGRANDMASTER FLASH抜きのFURIOUS FIVEが1984年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたシングル。THE O'JAYS/For The Love Of Moneyネタの緊張感溢れるトラックにマイクリレーが素晴らしい快作!CHAKA KHAN/Feel For Youのラップを再演したMELLE MELも激渋いぜ!
4. Jail House Rap/The Fat Boys
1984年リリースの彼等の代表曲の一つで、監獄ロックならぬ「監獄ラップ」の邦題で国内シングル盤もリリース。少し暗めのトラックで後半のDON BLACKMANのピアノソロも耳を惹くね。もちろんラップも勢いがあって良いし、ヒューマンビートボックスもバッチリ。
5. Freaks Come out at Night/Whodini
1984年の2ndアルバム『Escape』からのヒット曲。プロデュースは、LARRY SMITH。弾けたビートにボコーダー(たぶん)が印象的なエレクトロ・ヒップホップ。
6. You Ain't Fresh/Boogie Boys
「A Fly Girl」のヒットを持つ彼らの1985年のアルバム『City Life』からのシングル。ラップなしのメガミックス的なリミックスで、なんとも時代を感じる派手な作りだけど、まずまずか。できれば歌とラップを何の違和感もなく融合させた隠れクラシック「City Life」を収録して欲しかった!
7. Here We Go (Live at the Funhouse)/Run-D.M.C.
ライブ音源としては最高峰!Big Beatの2枚使いのバックにRUN-D.M.C.の若さ溢れるラップがマジでカッコ良過ぎ!これで何か感じなきゃヒップホップ聴く資格なんてないね。
8. Leader of the Pack/UTFO
1985年のデビュー・アルバムからのシングル。プロデュースは、FULL FORCEなのはモチのロン。MIXMASTER ICEお得意のキレッキレのスクラッチのイントロから血圧アップするノリノリなクラシック。ほとんどビートとスクラッチのみなシンプルさがフレッシュ!
9. AJ Scratch/Kurtis Blow
ラップの帝王と呼ばれていたKURTIS BLOWが1984年にリリースした5thアルバム『Ego Trip』収録。このアルバム収録の「Basketball」にどハマリして、レンタル・レコード・ショップでアルバム借りてテープに録音してよく聴いてたな~ ドラムマシンにマルディグラなどをスクラッチし、気だるい女性コーラスも絡むハードな逸曲。余談だが、『Ego Trip』もCD化して欲しいな~!
10. Runaway/Roxanne Shante
SHANTE姉さんが1985年にリリースしたシングル。プロデュースは、MARLEY MARL!打ち込みドラムにGAP BAND/Burn Rubber On Meの車のスリップ音のスクラッチ、SHANTE姉さんの舌足らずのラップが耳を弾く佳曲。
11. Marley Marl Scratch/Marley Marl f/MC Shan
名プロデューサーMARLEY MARLが1985年にリリースした記念すべきデビュー・シングル!ラップするのは若き日のMC SHAN!ロウな打ち込みドラムに荒々しいスクラッチがドープなクラシック!SHANの甲高い声のラップもフレッシュ!
12. Bad Boys/Bad Boys f/K Love
1985年にリリースしたシングル。女性MC兼ビートボクサーのK LOVEをフィーチャー。DOUG E. FRESH/The Showのパクり的な曲。イマイチかな。
(2022/11/19)