SWEETENLO/Not To Be Tooken Lightly (1990)
オハイオ州のSWEETENLOが90年にWRAP/ICHIBAN RECORDSからリリースしたアルバム。これがデビューアルバムかな? 一般的には次作の『Compton Killer』が有名かも。(余談だけど、通販ショップサイトでは、アルバムタイトルにComptonとついているだけでWEST物としている...) これぞ、流石はICHIBANと喰らされる安定のB級感。当時の NY信者が聴いたら爆笑してゴミ箱行確実だと思うけど、無類のICHIBAN 好きの自分からすれば、捨てがたい魅力があるんだよな〜。でもかなり玉石混交でして、LL COOL Jの声ネタがイカすオハイオ・ファンクA1. Back For The Pay Back、定番メロウGAP BAND/Yearning For Your Love使いだが、なぜか全編にわたり不気味な男性ボイスをループさせたキモメロウA4. Keepin it Smooth、ZAPP/I Can Make You Dance使いだけど、音数がやけに多いA5. I'll Make You Dance、重たいファンクB1. Just Rolling、JAMES BROWN使いの硬質ファンキーチューンB3. The Burger The Bed、EAZY-Eの声ネタスクラッチ、CAMEO/Rigor Mortis使いのナイス・ファンクB4. That's Sweetenloは好きなんだけど、聴けない曲はほんとウ〇コ級。特に初期のTOO SHORTを意識したが、ドラムの音色がダサさの極みなA3とB2のThe Original Tramp(なんとカセットシングルにもなっている!)、売れないポップ曲のトラックをそのまま使っているのかと思ったB5. I'm That Type Of Nigga、このタイトルになぜこんなへンテコなSFチックなトラックを使ったのか意味不明なB6. You Can't Stop Hip Hopの4曲 (実質3曲) は異次元。あと、DJの名前がD.J.D.M.C.とかなり挑戦的。ただのオールドスクールには飽き足らない変態フリークのみにオススメ。(2017/10/21)
