ARRESTED DEVELOPMENT
ARRESTED DEVELOPMENT/3 Years, 5 Months &2 Days in the Life Of (1992)
SPEECH率いるARRESTED DEVELOPMENTが92年にリリースしたデビュー・アルバム。一大ブームを巻き起こしたグループですよね。(その後、急激に失速したが…)毛嫌いしているリスナーもいたけど、このアルバムがクラシックというのは異論の余地はないはず。
1. Man's Final Frontier
ENOCH LIGHT/Perhaps, Perhaps, Perhaps、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/Introduction to the J.B.'s、FRED WESLEY AND THE J.B.’S/More PeasネタのDJミックス的なイントロ。
2. Mama's Always On Stage
ブルースのJUNIOR WELLS/We're Ready使いの曲。イマイチかな。
3. People Everyday
2ndシングル。土着的なリズムにラガマフィンのイントロ、フックのSLY & THE FAMILY STONE/のEveryday Peopleの歌が最高な曲。この大らかさも彼らの持ち味だね。12’シングルのBOB JAMES/Tappan Zeeを使ったMetamorphosis Mix、レゲエ色濃くしたJOHNNY OSBOURNE/Buddy Bye使いのMaroon Mixも収録してほしかったな。
4. Blues Happy
インタールード。
5. Mr Wendal
3rdシングル。四つ打ちぽいドラムにSTEELY DAN/Pegっぽいメロディのシンプルなナンバー。シングルにするには少し弱かったかな。
6. Children Play With Earth
DJのスクラッチやSPEECHのしゃべり等を入れたファンキーなインタールード的な曲。せっかくナイスなビートなのにきちんとしたラップも入れて欲しかったな。シングル「People Everyday」のB面にも収録。
7. Raining Revolution
雨音、雷音入りの寂しげなトラックが胸に響く好曲。トーンを押さえたSPEECHのラップも光るね。
8. Fishin' 4 Religion
BANBARRA/Shack Up使いのBPM早めの佳曲。ビートを変えたリミックスはシングル「Natural」のB面にも収録。
9. Give a Man a Fish
MINNIE RIPERTON/When It Comes Down to ItをBPM速めにして使ったノリの良いナンバー。
10. U
RAMSEY LEWIS/The Mighty Quinn (Quinn the Eskimo)、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep使いのBPM速めのジャジーな好曲。イントロから転調する展開もなかなか。
11. Eve Of Reality
鳥の鳴き声、小川のせせらぎ等を取り入れたのどかな田舎の風景が浮かぶインタールード。
12. Natural
5thシングル。軽めのドラムにEARTH, WIND & FIRE/Sunshine、MFSB/Sexy使いのスピリチュアルな雰囲気漂う佳曲。
13. Dawn Of The Dreads
ドラムがイマイチなんでパス。
14. Tennessee
デビュー・シングル。問答無用のクラシック!このビート聴いただけでKOされたな~。おまけにSPEECHの何とも言えないラップスタイルも新鮮そのもの。そしてスピリチュアルなその雰囲気も流石。余談だが12’シングルにはSHOWBIZのリミックスも収録されていて、それも人気みたいだけど、オリジナルの足元にも及ばないな。ビートがダサすぎでしょ。
15. Washed Away
THE PERSUADERS/Thin Line Between Love and Hate使いみたいだけど、引っかかりどころがない曲だなぁ。
(2015/04/29)