RUN D.M.C./Same(1984) | OLD 2 DA NEW SCHOOL

RUN D.M.C./Same(1984)


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RUN D.M.C.が84年にリリースした記念すべきデビュー・アルバムにHIPHOPライブのマスターピースともいえるHere We Go [Live at the Funhouse] を含むボーナス4曲入りのデジパック仕様再発盤。プロデュースは、LARRY SMITHとRUSSELL SIMMONS。一般的にこのアルバムでは皆、Rock BoxやSucker M.C.'sを挙げますが、個人的には、絶対にHard Timesですね~。ブレイクダンスが流行りだした25年前の中坊の頃、ラジオでTHE EGYPTIAN LOVER/Egypt, Egyptなんかと一緒にミックスされているのを聴いてガツンとやられて、一体誰の曲だろうと思っていたが、当時は今のように情報が発達してなくて分からなかったが、『Walk This Way』のヒットでRUN D.M.C.を知り、国内盤の『Raising Hell』を聴いてRUN D.M.C.にハマり、そして1stを購入したら、Hard Timesが収録されているじゃないですか!1曲知るのに2年がかり、今じゃ考えられないけど、当時のHIPHOPなんて何の情報も無いからそんなのが当たり前だったな。それ故、心に深く刻まれたアルバムなんだよな。アルバムに戻りますが、リズムボックスにスクラッチをアクセントにしたシンプル極まりない音で今聴くと"スカスカ"に思われて当然だが、当時は衝撃的で、KURTIS BLOWのリメイクで、独特のフロウを展開する1.Hard Timesで幕を開け、EDDIE MARTINEZのギターが唸るハードロックHIPHOP2.Rock Box、JAM MASTER JAYのスクラッチをアピールした3.Jam-Master Jay、クラシックの5.Sucker M.C.'s (Krush-Groove 1)と6.It's Like That、俺を忘れるなとばかりにJAM MASTER JAYが擦りまくる9.Jay's Gameで幕を閉じます。4曲収録されたボーナスで嬉しいのは、ライブ音源としては最高峰に位置すると思う11.Here We Go [Live at the Funhouse]だね、やっぱり!Big Beat2枚使いのバックにRUN D.M.C.の若さ溢れるラップがマジでカッコ良過ぎ!これで何か感じなきゃHIPHOP聴く資格なんてないね。Sucker M.C.'sのライブ12.ももちろん最高。HIPHOP好きなら聴いて当たり前の基本盤!(09/07/04)