ここ暫くの間に、続けてジャン・グリヴォーのワインを飲む機会があった。


ギィ・アッカ時代には非常に評価を下げたドメーヌだけれど、最近は再評価の動きがある。

僕が飲んだ中では、1996のVR 1er のAux Chaumesとles Rougesは素晴らしかった。

華やかで外交的な香り、シルキーな口当たり。

若いうちは兎も角、熟成したジャン・グリヴォーは美味しい。


そんな訳で、オンリストされていると自然にチェックしてしまうのだ。



■Jean Grivot / Chambolle Musigny "la Combe d'Orveaux" 1996

 
  


『蜜月』@下高井戸 にて。

液体は薄く、エッジに僅かに退色があるが、照りがあって期待が高まる。

香りもCMというよりはVRで、嘗て飲んだVRの1erに通じるモノを感じる。

コンブ・ドルヴォーはエシェゾーのお隣なので、そういう点が出ているのかも?

しかし香りに反して、味わいにはどこか粗さを感じてしまい、

重さの残る甘さと相まって、少し野暮ったい。


96のシャンボールも決して悪くはないし、同年のジャン・グリヴォーも成功していると思うので

(勿論全てではないにせよ)、ボトル差かと思う。




■Jean Grivot / Nuit Saint Georges Les Lavieres 2000

  
  


友人のお祝い事で訪れた『Le jeu de l'assiette 』@恵比寿 にて。

ここは相変わらずメインの鴨が絶品。

中途半端な季節だったけれど、セップ茸なんかを上手く使って楽しませてくれた。

「フォアグラのポワレとリゾットクロカン 旬の茸スープを添えて」もよかったなぁ…。


で、このワイン。

グラスに注がれた瞬間から、既に香が立っていた。

支配人でソムリエの中村氏も「素晴らしい状態ですね」と仰るほど。

前述のコンブ・ドルヴォーよりも柔らかく、ある意味でシャンボール的。

味わいも00の特徴を上手く反映して柔らかく、タンニンは溶け込んでいて喉にスッと落ちる。

NSGなのでもう少しガッチリした造りだろう、と思っていたけれど、いい意味で裏切られた。

…料理との相性を考えると微妙だけれど(笑)



ジャン・グリヴォーのワインは比較的購入し易いし、

オンリストされていても、お手頃なことが多い。

個人的には98や03は外したいが、95~01くらいのものがオンリストされていれば

価格次第では十分候補に入ると思う。