ZEBCO Spinner model33!
ちょうどタイミングよく、お気に入りの雑誌に掲載されていましたので熟読。
年式や機関的なことが詳しく説明されていて、まさにベストタイミング!
改めて読んでみると、歴史を刻むリールに至るまで、さまざまな難局を乗り越えてきたことを知りました。
僕ら世代は、運よく過去に遡り、もっともよかったといわれる年代の物を手に入れることができます。
いい時代を過ごさせてもらっていると同時に、新機種も毎年のように、ものすごいスピードでリリースされています。
そのなかで、これから20年後、30年後にオールドやビンテージと呼ぶに相応しい物は一体どれくらいに絞られるのだろうか?と考えるときがあります。
僕自身も製造業に携わっていて、入社当時から比べると、異常なまでの開発スピードを求められ、早朝から深夜まで無理を続けた結果、心を壊す人たちを、何人か目の当たりにしてきました。
製造業は早く物を売らないと、やっていけない時代。
しかし、もう少しゆっくり進んでみてはどうなんだろう?とよく思います。
今すぐほしい!というニーズを優先してきた結果、「待つ」ということに慣れない人たちが街中に溢れています。
個人的な意見ですが、少し待たないと手に入らないくらいでちょうどいいと思うんです。
待ちに待って、やっとの思いをして手に入れた物は必然的に大事にすることへ繋がると思うからです。
そして、物を大事にすることで、物の価値観は上がり、同時に人に対しても大事に接することができると思うんです。
物が溢れることで、失った代償は大きいと思います。
人や物を大事にすること。
いちばん、大切なこと…と思うんですけどね。