HEDDON DOWAGIAC #210 | The Old Plugger / Surface BOMB

The Old Plugger / Surface BOMB

古き良きタックルを収集しながら、のんびりとバスフィッシングを楽しんでいます。
SURFACE BOMB所属 / 大阪支部長

基本的に80年代以降の中古ロッドを振ってみて、気に入ったものを
安価で入手するのが僕のスタイル。
 
というのも、最新のトップウォーターロッドはトップに偏りすぎたものが多く、
何より高すぎて手が出ない。
 
と言いながら、デザイン、アクション、造り込みは、どれも優秀だと思います。
 
一方、最新ロッドのL~Mクラスロッドは超ロープロフィールのリールに合わせた
グリップ形状やブランクスルーの物が多くオールドリールを装着すると、どうもしっくりしない。
 
そうなると、オールド系リールを載せるロッドは必然的に80年代以降のいわゆる
L~Mクラスがマッチする。
 
更に、憧れだったけど当時買えなかった思いも含む(笑)
 
しかし、ヘドンプラグ好きの僕はあるトップウォーターロッドを発見してしまうことになる。
そして、このロッドに刻まれる文字の魅力に耐え切れずとうとう手に入れてしまった。
 
その文字とは、
 
ずばり ” heddon ”
 
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32年前にヘドンプラグを初めて使い、今でも信頼するメーカー。
ただオールド狂ではないので、高額なものは持っていない。
 
じゃあ、ヘドンプラグのどこに魅力が?と問われると、
その理由は32年前の夏まで遡ることに、、、
 
当時中学2年だった僕はフィッシングサロン心斎橋で
BABY TORPEDOとTIGERを購入した。
 
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 ※BABY TORPEDOは再入手した物、TIGERは当時の物。

そして、BABY TORPEDOは池原ダムで衝撃のデビューを飾る。
その時のスタイルは手漕ぎのゴムボート。
 
ちなみに池原ダムへの移動手段は親父の車に便乗し、
僕を池原で降ろして、親父は熊野の磯釣りへという流れ。
 
その当時は白川筋バックウォーターから車を水際まで降ろせた。
そこから本流までの距離は約300m~500m(貯水量により変化)
 
その途中に小さな橋があり、その奥には100m程度のワンドが形成されていて
最奥部に多くの水量をもたらす左右10m程度の流れ込みがあった。
 
周囲にはその場所の雰囲気に合う大きな立木が何本も存在していた。
流れ込みまで、ちょうどよい距離の立木にゴムボートをまずは固定する。
 
そこにスーパーパルサー FB-55M/C+バンタム100EX+ストレーンを巻き
その先にはBABY TORPEDOをぶら下げ、流れ込みの上流部へフルキャスト。
 
機嫌よくペラを回しながら飛んでいく姿は何とも愛嬌がある。
着水後、水の流れに乗り、やがて流れ込みの泡の中に消える。
 
そこで軽くアクションしてやると何匹ものバスが鮎の遡上のようにジャンプ
しながらルアー目掛けて襲い掛かってくる。
 
それを左右に投げ分け延々に繰り返すだけで、気付けば100本/日以上は釣れてしまう。
今では到底考えられない時代に僕は運よく池原ダムを経験させてもらった。
 
巻くと潜ってしまい根掛かる可能性の高いTIGERを使うことはなかった。
この時の最大魚は43cmで自己ベストを更新!
 
初めて40UPを手にした感動は今も決して忘れることはない。。
 
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一方、TIGERのデビューは同年に三重県の青蓮寺ダム最奥部の流れ込みで
陸っぱり1投目に45cmを釣り、あっさり自己ベストを更新!
 
こうして僕は2本のヘドンプラグを購入した同じ年に自己記録更新という
最高の思い出を与えてもらった。
 
だからこそ、僕にとってもっとも印象深く信頼するメーカーは32年経った
今もHEDDON。
 
現在も4月~11月期までは、どんなフィールドでも朝一に必ずヘドンプラグを
投げるのが習慣になっている。
 
そのため、ヘドンプラグをキャストするための専用ロッドが前々から欲しくて
ずっと探していたものが、このDOWAGIAC #210
 
何とか程度のいい物を入手!
 
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このロッドには現在ABU 3500Cを載せており、バランスは良好で
40半ばを超えた僕でも持ち重り感なく大変重宝している。
 
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そして現在に至っても画像のプラグ達を使用している。
 
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画像は琵琶湖でZARAに出た57cm。。
 
ロッドは根元から曲りランディングまで、かなりの時間を要したけど
とても価値ある1本。
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まだまだ、僕にとってheddonストーリは続く~