中国崩壊カウントダウン! 日本、アメリカ連携戦略! (後編、改訂版) 中国軍! | Old James Bond 通信

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―― 大学教授・宇賀神大介の熱血講義録!――


※この記事は先に書いた記事の「後編」です。この記事をお読みに

なる前に、なるべく「前編」をお読みください!


  

(「前編」のURL!)


http://ameblo.jp/old-james-bond/entry-12241761334.html


 


写真 : 中国海軍空母遼寧(りょうねい)!


※世界が認める「オンボロ空母」!www



※「いいね!」は、「前編」、「後編」のいずれかにして頂ければ結構

ですが、どうせなら「前・後編」ともに「いいね!」して頂けると、大変

有り難く思います!



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 (「前編」より続く!)


 

【 軍事面!】


  

軍事的威圧は断末魔の「悪あがき」!


 ある国の政治、経済、社会体制が行き詰まり、国民の間に不満や

鬱憤が溜まると、国外に「敵」を作り、軍事的な膨張主義を取ります。

今の中国がその通りで、「南京大虐殺」などという何にも証拠もない

理由で「反日」を煽り、「そこは中国の海だ!」とばかり、南シナ海の  

環礁に軍事施設を造ってきました。中国は「抗日戦争勝利記念!」

とか扇動しますが、その昔日本軍は今の人民解放軍の前身である

共産軍(八路軍)とはろくに戦ってもおらず、日本軍が交戦したのは

台湾に逃げた国民党軍でした。よって、現・中国軍(人民解放軍)は  

日本軍、今では自衛隊 =陸上自衛隊(陸自)、海上自衛隊(海自)、

航空自衛隊(空自)の「強さ」、「怖さ」を知らないのです。もしこの先、

尖閣諸島などに手を出せば、思い知らされるでしょう! 付言すると、

横須賀を母港としている、アメリカ海軍第7艦隊の「強さ」、「怖さ」も

よくは知らないようです!  

 


空母遼寧に見る海軍力の「お粗末」!

 

 中国は、空母遼寧(りょうねい)を見て、世界中が笑っていることを

知っているのでしょうか‥‥。最近、他の艦艇が随行し空母打撃群

らしきものを編成し、東シナ海にノコノコと出てきて、これも大笑い!

世界は遼寧が全く「オンボロ空母」だと認識しているからです。今時

カタパルト(射出機)でなく、スキージャンプ射出台しか持っていない

前世紀の遺物。例によって中国共産党はメンツ、ハッタリ、強がりで  

ウクライナからタダ同然で買ったのはよいけれど、単に「張子の虎」、

海自潜水艦の「標的」です。中国のその他の艦艇にしろ、近代化が

進んでいるというものの、海自のイージス艦、護衛艦などとまともな

勝負ができますか‥‥。しかし、その中国も独自の空母2隻を建造  

しているとの情報です。そこで ‥‥!


日本の空母保有論議の「現実味」!


 日本は、世界で唯一、アメリカと空母 vs空母の決戦を数多く経験

した国です。第一、中国とは「年季」が違います。というより、中国は

近代的な海戦という ものを余り経験してもいないのです。海自には、

昔の帝国海軍の「血」が脈々と流れています。中国も本格的空母を  

持つというのなら、日本も持つとよいじゃないですか! 基準排水量

5万トンほどの通常型中型空母を2隻欲しいところ。電磁カタパルト

(=リニアモーターカーと似た方式の射出機)を備え、これが多大な

エネルギー を消費するせいで、最大速力は若干抑えます。最新鋭

戦闘機ロッキード・マーティン F-35C ライトニングⅡを搭載します。

断っておきますが、それらの空母は尖閣諸島、日本海、東シナ海を

守るための「自衛用」であり、オバマ前大統領は喜ばないでしょうが、

トランプ大統領は多分喜ぶでしょう!


※海自が全通甲板を有する護衛艦(その実体はヘリコプター空母)

ひゅうが、いせ、いずも、かがを造ったのは、「次はいよいよ本格的

空母だぞ!」という国内外への示唆だと思います!





写真 : 海自護衛艦(ヘリ空母)いずも!


※勇壮、颯爽、精悍! カッコイ~イ!!



海自潜水艦と海底センサーの脅威!


 断言しますが、海上自衛隊の保有する通常型の潜水艦の性能は、

世界一級です。とうに 日本との共同開発・生産に決まりかけていた

12隻のオーストラリアの潜水艦が、中国と関係の深いフランスとの 

共同開発・生産に変更されたのは、誰が見ても、中国の「差し金」と

しか思えません。海自の潜水艦で特筆すべき 特長は、①静粛性が

優れ、敵に発見され難い、②他国軍の潜水艦は水深400mほどの

潜航能力なのに、600mほどの水深まで潜航可、③その深い水深  

から発射し得る魚雷を持つ、④長期間、潜水したままでも航行可能。

要するに、海自の潜水艦は、極めて「隠密性」が高いということです。

それは、中国海軍には怖いでしょう。また、日本近海には地震観測

海底センサーが張り巡らされています。これは、潜水艦 のみならず、  

水上艦艇の音、振動まで検知してしまうほどの能力だそうですので、

それも、中国海軍にとって脅威でしょう!


※中国の潜水艦は音が大きく深く潜れず、直ちに見付かってしまい、

また中国海軍の対潜哨戒能力が低く、海自潜水艦を見付けられず、

もし海自と中国海軍の間で緊張状態が生じたとしても、中国海軍は

「動きが取れない」状況になるでしょう!

 

    

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 【 おわりに!】――「民主化革命」しか途はない!――



 私がこれまでに研究指導した中国人の方々(皆さん 大学院生)は、

品性高潔で、立派な方ばかりでした。皆さん、日本語の会話能力は

日本人と全く変わりません。偉いです! 私はその方々に、決まって  

こう伝えてきました。「中国を立派な国にするんなら、共産党の一党

独裁じゃとても無理だよ! 『民主化革命』しかないよ!」!!



 
 

写真 : 安倍首相とトランプ大統領!


※昨年12月、大統領就任前の会談!



※最近、中国に関するニュースを余り見ない理由は、多分、中国が

トランプ大統領の「出方」にピリピリ、ビクビクしながら、それをジッと

窺っているからだろう と思います!



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【 補足説明!】


  

共産主義と資本主義の「悪いとこ取り」!


 1992年、中国共産党は、共産主義と資本主義の「いいとこ取り」

しようと、政治=共産主義、経済=資本主義(に似た仕組み)という

社会体制を始めました。しかし、結果的に共産党幹部、高級官僚の

権力闘争、汚職や蓄財、貧富の格差、大気汚染に見る深刻な公害

など、当初予定とも裏腹に共産主義と資本主義の「悪いとこ取り」と

いう次第と相成りました! 



中国のアメリカ国債売却の「矛盾」!


 中国は、景気低迷で生じた人民元安を改善しようと、アメリカ国債

(外貨準備)を売り、必死になって人民元を買い支えています。その

ため、中国の外貨準備高は、2年前の何と約 450兆円から急速に

減少しています。しかし、中国の アメリカ国債売却は「諸刃の剣」で、

アメリカ国債(USドル)の売却=人民元の購入は、金融引き締めを

意味し、景気低迷とデフレを助長させてしまいます。そこに、中国の

抱える多大な「矛盾」があります。一部に、トランプ大統領が中国へ

高関税を課すと、中国は報復措置にアメリカ国債を大量に売り払う、

すなわち、アメリカを高金利、ドル高とする、という見方もありますが、

上記の理由でこれは「いたちごっこ」、「共倒れ」の様相としかならず、

まず考えられません!



「時代遅れ」のスキージャンプ射出台!


 中国の大連、上海で造っている空母の内、前者はスキージャンプ

射出台タイプのようです。もともと、スキージャンプ射出台は重装備

した垂直離着陸型戦闘攻撃機ハリアーを発艦させる「苦肉の策」で、

今や「時代遅れ」の代物です。高度な技術も不要、メインテナンスも

容易というメリットはあります。ただし、カタパルト(射出機)があるに

越したことはありません。それはそれで用兵上の意義は存在すると

いう意見もありますが、「時代遅れ」かというとそうです。私が考える

日本の空母の雛型は、フランス海軍唯一の原子力空母 シャルル・

ドゴールです。日本が誇るリニアモーターカー技術を応用する電磁

カタパルト 2基を装備すればよいと考えます!



中国の沖縄支配願望の「素っ頓狂」!


 この記事の冒頭、中国共産党の「行動原理」は、「メンツ、ハッタリ、

強がり」と書きましたが、一言でいうと「大言壮語」です。何かにつけ

そうです。例えば、尖閣諸島の領有権主張は話だけ聞けるにしても、

沖縄本島(琉球)を独立させ、支配下に置きたいとかいうような話は、

「大言壮語」を通り越して「素っ頓狂」というべきです!



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 Make Japan Great Again!―― MJGA!!www