昨日のシニアランチは、フィリピン系の人たちと同じテーブルだった。


ルイーズ、ディナ、マリアの女性3人と、男性のロミ。みな70歳前後だと思うが、女性3人は週に3回ズンバのクラスで1時間、踊っているという。


タガログ語が飛び交うので内容はわからないが、食事中も笑いが絶えず、まるで女子会のような雰囲気だった。端に座るロミも、時々会話に加わっている。


同じシニアランチでも、韓国人の女性グループのテーブルはまた違う。食事が終わったあとも話し足りず、近くのカフェに移動しておしゃべりを続けることもあるらしい。


最近、Joyspan(ジョイスパン)という言葉を知った。寿命(ライフスパン)でも、健康寿命(ヘルススパン)でもなく、「楽しく満足して過ごせる年月」を表す概念だ。


その満足寿命は、①生きる意味、②新しいものへのオープンさ、③身体エネルギー、④人間関係、⑤アウトプット、⑥物語性、⑦未来への開放性、の7つで構成されるという。


満足度は、7つの要素の掛け合わせなので、年をとるにつれて③の身体エネルギーは下がっても、その他の要素は上げることができる。50代より60代、60代より70代と、年をとるほど満足度を上げることも可能なわけだ。


最近知ったコンセプトだが、シニアランチの光景を見ても、確かにとうなずけるところがある。


中でも、④人間関係はやはり大きい。誰かと一緒に食事をし、笑い、時には踊ることが、日々の幸福感、充足感を押し上げているように見える。


僕自身にも、最近ひとつ変化があった。週に1回、近所に住むピックルボール仲間のマークのアパートに行き、雑談をする時間ができた。


60歳を過ぎてからの友人づくりは難しいと思っていたが、ペースの合う関係であれば自然に続いていきそうだ。


1000枚を超すLPレコードとCDコレクションに囲まれた部屋で、マークが「このアパートに人が来てくれたのは初めてだよ」と言う。


ドラムを叩き、サイクリングを楽しみ、社交的な性格と思ったが、心の許せる友達は案外いないのかもしれない。


僕にとっても、新しいフェーズが始まり出した気がする。ちょっとした会話、ささやかな冒険(はじめてのレストラン?)、ブログでのアウトプット、などを通して「満足スコア」というものを、少し意識していきたい。