コミュニティカレッジの生涯学習コース「芸術の歴史」、今日のテーマはクリムトだった。


19世紀末から20世紀初めのオーストリアで活躍した。


金細工師の父を持ち、労働者階級の家に育った。芸術学校ではなく、職人養成学校で金細工などを学んだことが、芸術のベースになっている。


金箔をたくさん使ったきらびやかな作品が有名だが、クリムト本人の写真を見ると、作業用のスモックを頭からすっぽりかぶった姿は「職人」そのものだ。


というか、外見を気にしないレベルが、少し狂気を感じる。


これは、僕の勝手な想像だが、裕福な貴族やパトロンに囲まれながら、差別や偏見も経験する中で、「芸術家」として生きるのではなく、「芸術」を生み出す職人に徹する覚悟だったのではないか。


作品の1つに「Tree of life (生命の樹)」がある。中央に大きな木があり、枝が唐草模様のように画面いっぱいに広がっている。


右と左には、女性の顔や目玉やエジプトの象形文字のような意味不明の記号が散らばっている。


他の作品のようにきらびやかではなく、混沌として無限に循環していく生命の力強さがある。


この作品のメッセージを一言で言えば「俺はこう感じて、考えて、生きた」ではないか。それが、100年後に作品を見る人に、何かを感じ、考え、行動するパワーを与えてくる。


次元は違うが、僕も1本のブログに「こう感じて、考えて、生きてみた」という足跡を残したい。


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