今朝は、自宅で冷めたコーヒーを飲みながら、くつろいでいる。


長男は仕事、妻は買い物、求職活動中の次男は静かにビデオゲームをしている。


歳をとると時間が経つのが早い、と言うが本当にそうだろうかと考えている。


歴史家のトインビーは「生まれてから7歳までと、7歳以降の残りの人生は、同じ位の長さに感じる」と言っている。


その理由は、脳の働きによるらしい。幼い頃は見るもの聞くもの全てが新鮮で、脳がフル回転している。一方で、成長するにつれて驚くことが減り、脳が自動操縦のような状態になる。


そうすると、いつの間にか1日が終わっている。そして、1か月、1年が過ぎていくという仕組みだ。


そうであれば、子供と同じことをすれば、時間の流れをゆっくりに戻すことができるのではないか。


つまり、面白そうなこと、初めてのチャレンジ、不思議なこと、気になること、など。


少し不思議なのは、何かに夢中になっている時、いわゆる「フロー状態」の時は、時間があっという間に経ってしまうと感じること。


ただし、フロー状態の場合は、振り返ったときに、充足度が高く感じる。


ということは、どれだけ興味を持って、コミットメントするかの積み重ねが、いつの間にか、時間が過ぎ去るのを止めるカギなのではないか。


つまり、時間の価値を計るのは「長さ」ではなく「密度」だ。


そういう意味では、生活に面白さを増やすことで、主観的時間のスピードを調節することは可能だと思う。


もう一つ、面白い提案は、今僕が取り組んでいる「ブログ自伝」。40年前以上の学生時代のことを書こうと考えていると、その当時のエピソードをどんど思い出す。そして、前後の脈絡がつながってくる。


そのうちに、現在と40年前の学生時代と、2つの時間を同時に生きているような気持ちになる。単純に過去から未来へ流れる時間と言う概念が崩れ、過去と現在が行ったり来たりするような感覚に変わる。


ブログによって、1回の人生を2回転、3回転させることができる。


時間に制約されるのではなく、時間をツールにして人生を発酵させてみたい。