組織心理学者でペンシルベニア大学ウォートン校の教授、アダム・グラントの「Originals (邦題: 誰もが「人と違うこと」ができる時代)」を読んだ。
一言でいうと「独創性を伸ばすブレイクスルー術」について書かれた本だ。
特に印象に残ったのは、①デフォルトを疑え、②試行を3倍に増やせ、の2点。
①デフォルト、つまり標準や常識をうのみにせず「もっといい方法はないか」と考える。正面口でもVIP専用口でもない、“第3のドア”を見つけることにも通じそうだ。
②そして、思考を試行に落とす。その際に、完璧を目指さず、いろいろな角度からどんどん試してみるのが、ブレイクスルーを加速する力になるという。
ところで、グラント教授の教え子で、メガネのネット販売サイト「ワービーパーカー」を立ち上げた創業者など、成功者の多くは意外にも「計画に全賭けせず、慎重で、実装のスピードも遅れ気味」という。
「成功者はみな計画に全力投入し、全速で走る」というイメージそのものが、現実の一面だけを切り取った「デフォルト」なのかもしれない。
人生は、ある意味「デフォルトの集まり」だ。それを疑い、小さな行動を積み上げて行けば、何が起きるか…。
ひょっとすると、独創性とは特別な才能ではなく、「いつもと少し違う選択」を積み重ねる習慣なのかもしれない。
今日のランチは牛丼のつもりだったが、何か新しいメニューに挑戦してみよう。