衝撃的な出会いで、人生が変わることがある。
素晴らしい音楽を聴いて、ミュージシャンになろうと思う。たまたま観た映画がきっかけで、外国に住みたいと思う、など。
こうした人生が変わるきっかけを「Calling」という。自分の意思を超えた、いわば “未来からの呼びかけ”だ。
僕には、そんなドラマチックな出来事は起きないと思っている。
が、地味なペースで「未来からの呼びかけ」が起きているかも知れない。
今日のランチにベトナムサンドイッチを食べた。一昨日はアルメニアのデザート「ポンチキ」を食べた。先週は美術館に行き、チャイナタウンに出かけた。
何かふだんと違った行動が増えている。ドラマチックではないが、ちょっとした「未来からの呼びかけ」というか、何かに引き寄せられているというか…。
よく見直してみると、僕の人生は、小さなできことも大きなイベントも、自分の決意と言うよりも、何かに引き寄せられて実現していることが少なくない。渡米、リストラ、病気、起業など。
ベトナムサンドイッチもポンチキも、それ自体に大きな意味はないかもしれない。
しかし振り返れば、渡米も起業も病気も、最初はそんな小さな違和感や好奇心から始まっていた。
点と点を結んだとき、そこには自分の計画とは別の一本の線が現れる。
Callingとは、“劇的な稲妻”ではなく、未来が小さな好奇心の形を借りて現在に送り込んでくる「招待状」なのかもしれない。