図書館からの帰り道、自宅アパートに近いベンチに腰掛けてくつろいでいる。


元バス停だったが、利用者が少ないのでルート廃止になった。映画「フォレスト・ ガンプ」に出てくるベンチに似ているので、僕が勝手に“ガンプのベンチ”と呼んでいる。


車は通るが、歩道を歩く人は少ない。犬を散歩させている人は、3人か4人。


両肩にオウムを乗せて散歩している女性もいる。


女性が「チャージ(行け!)」と言うと、オウムが「タラララッタラー」と応じる。ドジャースのファンかな?


ベンチに座ると、いつもパームツリーの向こうに見える青空に目をやって、UFOが飛んでいないか一応確認する。次は視線をベンチに移して、1人で座ってスマホを見ている自分を想像してみる。


25歳でアメリカに来た時、ロサンゼルス空港近くのバス停のベンチに腰掛け、ダウンタウン行きのバスを待っていた。


ベンチに腰掛けていた今日のことも、いつか思い出す時が来るだろう。


来週からコミュニティカレッジの生涯学習クラスを1つ受講することにした。コース名は「Joy of Living (暮らしの楽しみ)」。何を勉強するのか分からない“あいまいさ”がいい。


最近、自分がどうも「成功を目指していない」と気がついた。成功でなく、「探検」や「漂流」をしたい気持ちが強い。


朝もやの港で、汽笛を鳴らして出航に備えている船のイメージ。旅立ち前夜の心境だ。


まさかとは思うが、この調子で行くと僕は130歳まで生きるかもしれない。