昨晩、ひらめいたことがある。「酒セールスをしていた23年間、飲酒の事故を起こさなかったのは”奇跡“ではないか」。


飲酒の事故を起こしていたら、どうなっていただろう。仕事、ビザ、家族など。改めて考えると「守られていた」と感謝の思いが湧いてくる。


日本から出張中の上司と会食後、帰宅途中に雨のフリーウェイでスリップし、車が横転したことがある。警官に呼気検査をされたが、基準値を超えるアルコールが検知されず、自宅までパトカーで送ってもらった。


他にも、サンディエゴ出張の帰り、疲れて蛇行運転していたところをパトカーに止められたこともある。幸い移民局のパトカーだったのでグリーンカード(永住権)の提示だけで、「気をつけて運転するように」と注意を受けただけだった。


考えてみると、まだ“奇跡”があった。こんなにマイペースな僕を、妻と親孝行な息子たちが支えてくれていること。パーキンソン病のおかげで、予定にはなかったセミリタイヤと第3のキャリア(コンサル起業)がスタートしたこと。


思い返してみると、渡米のきっかけになった米軍横田基地での英会話クラスは、たまたまアパートの隣室の友人が「メンツが足りないので来ないか」と誘ってくれたのだ。


また、酒セールスの仕事に飛び込んだきっかけも、当時勤めていた新聞社のリストラと、先に転職した元同僚の薦めだった。


自分で人生を切り開いてきたように思っていたが、実はその都度ハプニングというか、外からきっかけがあったのだ。視点を変えれば「奇跡」と言えるかもしれない。


ひょっとしたら、アインシュタインが言うように人生で起きたことも、これから起きることも、自分が気づいていないだけで実は「全てが奇跡」なのかもしれない。


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